あとは野となれ大和撫子

著者 :
  • KADOKAWA
3.37
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本棚登録 : 948
感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041033791

感想・レビュー・書評

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  • 荒唐無稽と言ってしまえばそれまでだが、読み進めるうちにワクワクし、寝る間を惜しんで読んだ。ママチャリ野郎とダーナとの未来を祈りたい。

  • 中央アジアのSF。歴史とか文化とか、かなり疎いのを自覚する。

  • 2018年1月16日図書館から借り出し。ちょっと読む気が失せてから届いた。
    調べたことを書き込み過ぎという気もしなくはないが、虚実織り交ぜて、適度にラブ・ストーリも入り、中央アジア紹介の架空物語としては上質のものであるように思う。
    もう少し言葉を整理して、さらに読みやすくする機会があればいいなと思ってしまう。

  • 舞台設定や登場人物たちの背景はかなり重いはずなのだけれど、話は軽々と進んでいく。中央アジアが舞台のエンターテイメントなんてそんなに見ないので、その負の歴史や遊牧民から始まった暮らしの様子、不安定な情勢の中で自分たちの国を確立しようと奮闘する様子がもう少し真に迫って感じられたら、と思う。ファンタジーな舞台で気球やラクダと現代機器が同じように戦闘に役立つ様子がなかなか面白かった。

  • ごめんなさい。読みやすかったのは序章だけで、後宮の話になってからは、どうにも読みづらく、ストーリーも荒唐無稽に思え、劇の上演の段になって、読み飛ばしてしまいました。

  • 何かの書評で高評価だったので、知らない作家さんでしたが興味が湧き読んでみました。

    まあ、つまらなくはなかったですけど、完全なエンタメ小説で、しかもラノベぽかったので、私の好みではありませんでした。
    ひとことで言うと、東アジアの架空の国家に女の子たちが国家を立ち上げる物語です。

    環境問題に対する主張なんかは作者の強い意志を感じて好感度が高かったですけど、それだけ。
    主役をはじめ登場人物がほとんど20代女子なんですが、雰囲気はめちゃめちゃ高校生。まずこれに違和感があります。
    だから政治的駆け引きも幼稚だし、政治的意図を前面に出したイベントも学芸会にしかみえません。
    その上、死んだはずの人が実は生きてた、その人は敵だったけど味方になった、しかも子供の頃結婚したいと思っていた人だった、とか、親友になった、けれど彼女は敵だった、敵国に帰ったけれど友情は続いている、とか、怪しいおじさんが登場、敵だけど土壇場で助けてくれた、とか、稚拙なファンタジーに感じて私には興ざめでした。

    マンガだと思って読めば許せるんだけど、緊迫したアジア情勢も描きたいらしく、建国にあたって国際情勢などをへんに語るから読みにくくて。
    著者はもっとターゲット層を絞るとか、なにか考えたほうがよい気がします、上からすいません。
    だって、マンガやアニメの原作にすれば面白いと思うんですよねー

  • アラル海の灌漑地に立国した仮想の国の物語。

    タイトルから現代女子奮闘モノかと思いましたが、中央アジアの現状をベースに、架空の自由主義国の危機を後宮(といっても教育施設)女子たちが救う物語でした。
    ややこしい中央アジアの情勢は詳しい説明は無いものの、主人公女子たちの家族が巻き込まれた事件などが語られて勉強になりました。
    政治や技術に対する理想と課題に悩む姿に感動し、後半のテロや暗殺の防止活劇に興奮しました。

  • 直木賞・芥川賞ダブルノミネート、タイトルもキャッチーだし、レビューも高いしと、ワクワクしつつ予備知識なしで読み始めたが、響かなかった。

  • ライトノベル感ありですが、個人的にはあり。

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著者プロフィール

1979年生まれ。小説家。著書に『盤上の夜』『ヨハネルブルグの天使たち』など多数。

「2020年 『最初のテロリスト カラコーゾフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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