ドクター・デスの遺産

著者 : 中山七里

• KADOKAWA (2017年5月31日発売)

感想・レビュー・書評

[uparinさんの感想 · 2017年9月17日]

安楽死を請け負うドクター。それを追う犬養刑事。
一人一人全く違う状況をどのように判断するのか難しい。臓器移植もそうだが、事件となったために議論する事すらはばかれる風潮は残念だ。

[mame-shibaさんの感想 · 2017年9月17日]

このシリーズは読みやすい。
今後、高齢化がどんどん進んだ時に安楽死問題は
どうなるのだろう。

[motchmama09さんの感想 · 2017年9月16日]

検挙率、No.1のあの犬養が苦戦。
安楽死を扱った作品。これからの日本が直面する問題点も作中で指摘。ラストの終わり方も、あえてスッキリ解決するのではなく、犬養と一緒に、私達自身にも『人の死』について、考えるきっかけをくれてるように思う。

[ポムさんの感想 · 2017年9月11日]

安楽死のお話。
犬養隼人刑事登場。
イライラする場面もありつつも最後まで一気に読めました。
自分の身に何かが起きた場合、ドクターデスには近くに居てほしいと思う。
それよりも・・・被害届のでていない事件を頑張るんじゃなくてさ、助けるべき人がもっといるでしょ～犬養さん。

[kouko5763さんの感想 · 2017年9月6日]

犬養敗北。試合に勝って勝負に負けたって感じ。

[ちゃいろいさんの感想 · 2017年9月2日]

安楽死を肯定する「ドクター・デス」の遺志を継ぐ黒い医者と犬養刑事の戦いを描いたミステリーだ。
中山七里の作品らしく、安楽死という社会的なテーマを大きく取り上げている。
ラストの顛末はドラマチックすぎるというかちょっととってつけた感じがあったけれども、興味深く読んだ。

[kenichiosakadaさんの感想 · 2017年8月26日]

頭ではわかっていてもなかなか受け入れられない安楽死問題に真っ向から挑んだ作品
クライマックスの究極の選択は圧巻

[norainuさんの感想 · 2017年8月23日]

犬養刑事シリーズ。

お父さんが死神に殺された、という子供の110番通報から事件につながっていきます。

安楽死を請け負うドクター・デスに辿り着けない犬養は、闘病中の娘を囮に使いおびき出そうとしますが…

ドクター・デスが成功させたいくつかの事件と、犯人を見つけるまで。かなり、おもしろく、ストーリーのテンポもよくて、一気に読み終わりました。

身内の安らかな死を望むのか、それでも生きていて欲しいと望むのか。難しい問題だと思います。

[mokomaさんの感想 · 2017年8月21日]

犬養刑事シリーズ。今回は安楽死がテーマ。穏やかに死ぬ権利か自殺幇助か、一つの正論で語るには重すぎる。

[senakunさんの感想 · 2017年8月21日]

2017. 8.1

[senakunさん · 2017/08/02]

２０１７.８.１

著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい！」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲（ルビ：ソナタ）』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲（ソナタ）』『追憶の夜想曲（ノクターン）』『恩讐の鎮魂曲（レクイエム）』『悪徳の輪舞曲（ロンド）』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司～贖罪の奏鳴曲～（ソナタ）」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」