- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041073162
感想・レビュー・書評
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自分のまわりの人を羨ましく思うことがあるけれど、いつも「隣の芝生は青くみえるだけで、人それぞれ、何かしら悩みや不安がある」と思いながら生きています。でも、いい聞かせているだけで、そう思えない時もあるのが現実でした。
そんな中、森沢さんのこの「水曜日の手紙」に出会い、やっぱりそうなんだ!と、人それぞれ、何かしらあると思い、自分は自分で、頑張って行こうと思いました。
そして、文中の、
「人生をいちいち深刻に考えている奴は深刻な人生を送ることになるわけだし、人生なんて遊びだと思って楽しく考えていたら、人生そのものが遊びになる」
「ようするに、せっかく生まれたからには遊ばなきゃ損-。」
「人間って生き物は、ちょっと賢すぎるから、ついつい頭で損得ばかりを考えて行動しちゃって、その結果、後悔することが多い」
「大切なのは、頭じゃなくて、心に従って行動すること。そうしていれば、物事が上手くいっても失敗しても、後悔することはない」
「自分の心に耳を傾けて、その感情に素直に従って生きてさえいれば、死ぬときも、きっと晴れやかな気持ちでいられるよ」
っていう言葉の数々が、ぐっと胸にきました。
心に従って、生きてみようと思います。 -
ロールキャベツを読んだ後に森沢さんの作品を読みたくなって手に取りました。
誰かが書いた手紙が水曜日に届く。どんな手紙が届くかドキドキですね。それで今までとは違った事に挑戦してみるってとっても素敵な事だと思います。
水曜日の手紙は実際にやっていたんですね。現在は閉局しているようですが、読んだ人が前に進むきっかけになっているこを願います。
とっても素敵なお話でした。
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水曜日郵便局に手紙を送ると別の人から手紙が届く。手紙を書いた人、もらった人、郵便局局員のそれぞれの好転する生き方にほっこり、癒される物語。
最終章が、「ーーーーの遺書」とあったのでどんな悲劇が待っているのかと思って読んでいくと、なるほどと納得の好転する運命を予感させる最終章でした。
印象に残った文章
⒈ 小さなふつうの人生
⒉ レディーバグ
⒊ 他人を喜ばせて自分も喜ぶ。 -
誰かの水曜日の手紙が知らない誰かに届き、その内容に励まされて人生の新たな扉を開くという内容。
重たいこころの動きとか、他人と比較して妬む気持ちとか読んでいて、うん! そうそう!と共感しまくりで物語に引き込まれた。
他の作品の登場人物も出たり??して頭の中が混乱したが、森沢作品定番の?レモン色?とか鳶の鳴き声とかあり、ふーっと力が抜けて心地良くゆったりした気持ちになれる。
知らない誰かの手紙だから素直に受け止められたのかな?
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見知らぬ誰かの水曜日が届く「水曜日郵便局」。
登場人物たちそれそれの道があって、考えが違う人生。
特に2章は今の私にグッと刺さる台詞がたくさんあり、これからの人生で悩んだ時に読み返したいそう思えるものばかりであったといえる。
人生について、これからの未来について頭で考えていることはあっても行動に移せず「ああすれば良かった」と後悔することの多い私にとって喝を入れてもらった一冊だ。 -
宮城県の鮫ケ浦という海沿いの町に
小さな郵便局があるという。
そこの郵便局宛に水曜日の出来事を書いて送ると
他の誰かの書いた水曜日の手紙が届くのだそうだ。
この物語を読みながら、私だったら何を書くだろうかとずっと考えていた。
辛いことをそのまま書いたら、きっと読む人を辛くさせてしまうだろうから一生懸命楽しいことを書こうとするかな。
でもやっぱり、誰かに聞いてほしくて誰にも言えない辛いことを書いちゃうかな。
なりたかった自分の姿を書いた主婦も
諦めきれない思いに区切りをつけようと手紙を書いたサラリーマンも、届いた手紙に勇気をもらい
一歩を踏み出す。
私も誰かに手紙を出したくて読み終わってすぐに調べてみたのだけれど
『鮫ケ浦水曜日郵便局』は閉局してしまっていました。
書きたかったなぁ・・・水曜日の手紙。 -
心が温かくなった。
誰かが誰かの励みになる。
森沢明夫さんの本はとってもいい。
『遊び心』
人生をいちいち深刻に考えている奴は深刻な人生を送ることになるし、人生なんて遊びだと思って楽しく考えていたら、人生そのものが遊びになる。
心に残った言葉
・自分の心に嘘をつかない。
・よかれと思うことはどんどんやる。
・他人を喜ばせて自分も喜ぶ。
確かにそうだなと思って、実践したら良いことがあった。大事なことに気づかせてもらえるから、読書はいいし、有難い。本を読まない人はもったいないと思う。