水曜日の手紙

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041073162

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず読むとほっこりさせられます。
    ほっこりしたいから森沢先生の本を読むのかな。
    ただ少し中身が薄い気がします。
    そう感じるのは自分だけかな。

  • 水曜日に手紙が書きたくなった!
    とにかく優しい小説でした。

  • 今はないようですが、本当にあった郵便局が題材でした!

    自分のやりたい事、夢、幸せってなんだろう。と考えさせられるけど、どれも暖かいお話でした。
    他人が羨ましかったり自分にモヤモヤしてしまったり共感しながらも登場人物と一緒に私も前向きになれた気がします!

  • よかった。
    この本を読み終えた後に水曜日の手紙プロジェクトのことを知ってすごく悔しくなった。もっと早くこの本に出会いたかった。

  • 森沢 明夫さん、初読み。

    読み始めてからすぐ大好きな森浩美さんの『家族シリーズ』を思い出した。

    全5章で構成された連作短編集だが、森さんの作品同様、心の中が洗われる様な穏やかさと優しさと温かさを多分に含んだ内容だった。

    水曜日の出来事を記した手紙を送ると見知らぬ誰かの日常が綴られた手紙が届く「水曜日郵便局」
    この手紙に書かれている内容が事実であろうがなかろうが「言葉」をきっかけにプラスに動き出す人生がある。

    人と人との出逢い、そして心の琴線に触れる言葉との出逢いも偶然の中で起こる奇跡なのだ。

    言葉の持つパワーは絶大だ。

  • ☆ただ生きているだけで誰かとすれ違い、大なり小なりこの世界に影響を与えているのだ。
    ☆洋太が今笑えば、笑わなかった世界よりは、ハッピーな世界が展開されていくかもしれないのだ。
    ☆自分の心に嘘をつかない、よかれと思うことはどんどんやる、他人を喜ばせて自分も喜ぶ

  •  今はもう閉局したようですが、 「水曜日郵便局」というのが在りました。
     水曜日の出来事を記した手紙を送ると、代わりに見知らぬ誰かが書いた水曜日の手紙を届けてくれる郵便局。そんな郵便局を題材にした小説です。

     この小説を読んで、「夢」に心を馳せました。
     「夢」はあります。でも、どうせ実現できるわけないと思っていて、実現できなくても、後悔はしないだろうから気にしないって思っている。
     そう思ってはいるけれど、そんな自分自身をどこか中途半端だと感じています。

     でも、そう思うことはないのだと、励まされました。
    「どれを選んでも正解なのだ。 大切なのは、どの道を選ぶかよりも、むしろ選んだ道を自分たちがどう感じ、どう生きるか」

     夢を実現できたら、それは素晴らしいし楽しい。でも、素晴らしいことも、楽しいことも日常にもある。家族や大切な人と過ごす毎日に。だから、そういう日々をどう生きていくかが大切。


     最後に絵本作家になりたい洋輝が作ろうとしている『きみがわらうと』が、本当に絵本になればいいなと思います。

  • まだ感想まとまってないけど、
    総じてほっこりしたし、前向きになれた、と思う。

    自分の価値観や他人への願いを
    作品にしたためて形として残すという行為、
    自分でもやってみたいと思った。

    話の展開的には事前に想像にたやすく、
    こうなるんだろうなー
    この人にこの手紙届くんだろうなー
    と感じてしまって斬新さはなかった、とはいえ、

    そこからどんな気づきがあるのか、
    学びがあった。

  • となりの芝生は青く見える、自分の持っているものより人のものがなぜか羨ましくなるのは今の自分に自信持てない者の常だろう。
    私だっていつもここに出てくる直美や洋輝と同じようなこと思ってる。
    もう若くはないけど、だからこそ、私もやりたいことを色々理由を付けて先延ばしにしないでやってみよう、と思った。
    前向きになれる読後感。

  • 家族は幸せのベースだと思いました。
    いつも支えてくれる家族に感謝、大切にしたい。
    水曜日の手紙プロジェクト、復活してほしいです。

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著者プロフィール

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡』『大事なことほど小声でささやく』等、映像化された作品多数。他の著書に『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』『おいしくて泣くとき』『ぷくぷく』『本が紡いだ五つの奇跡』等がある。

「2023年 『ロールキャベツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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