天上の葦 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2732
感想 : 161
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041084144

感想・レビュー・書評

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  • とにかく面白い。
    戦争のリアルを実感できた。

    マスメディアによる情報操作は現代でも
    間違いなく続いていて、
    言論の自由による指犯罪の被害者は
    増え続けていて、個人情報保護法などでは
    制御不能なのが現代だ。

    にしても、鑓水七雄が好きすぎるw

  • 正午に渋谷の交差点で謎の死を遂げた老人について調査、戦時中どんな日々を送っていたのか、また公安との激突。第二部からは、調査する内に、瀬戸内の小島に辿り着く。金田一耕助が出て来そうな展開で上巻は終わる。何と540頁!それでもスピード感があり面白かった。

  • 話がややこしくて、上巻を読み終えるのにかなり時間がかかってしまった。
    渋谷のスクランブル交差点で、空を指さして絶命した老人が見ていたものは何か。
    それが老人の戦中の話や公安が絡んできたり、岡山がどうとか色んなこと入り乱れて理解するのが大変。

    こっからどうなるのー。

  • 主題は「報道の死」
    現在の安倍晋三による言論統制と腑抜けなマスゴミへの痛烈な批判がテーマであり、2020年の日本への重大な警告。特に下巻150ページ前後から300ページ過ぎまでの内容は、本来なら学校教育で反省とともに必ず教えなければならない史実であり、今も自民党政権が隠し続けているこの国が現実に犯した大きな過ち。幻冬舎では絶対に出版できない本。犬HKや産経、読売などの自民党広報誌の記者やアナウンサーに是非読んで頂きたい。

  • 伏線が張られまくってるような気がする上巻。(下巻へ)

  • やっと読み終わった、、時間かかったけど後半から読むスピード上がった!下巻も楽しみ!

  • また会えた3人、
    鑓水が中心な本作もいつもの疾走感。

    でも物語は戦時中に遡りながら
    重苦しい空気を孕んで進みます。
    読んでいて苦しい気持ちになる部分も。

    「火が小さいうちしか戦えない」
    今の時代でも同じこと。

    最後の展開は胸がすく思い。
    だけど読後の心はまだ震えています。

  • 前作の犯罪者も面白かったけど、これもなかなか。
    スピード感があって、ハラハラドキドキさせられる。

  • 下巻へ…!

  • この本はグイグイ読み進めてしまった 次の展開ぎどうなるのか検討もつかず、その展開も自然な流れで進みとても面白い 背景もしっかりしてて全く違和感ない この作者の本はまた読んでみたい

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著者プロフィール

香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。

「2020年 『彼らは世界にはなればなれに立っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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