ひとり旅日和 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041116302

感想・レビュー・書評

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  •  都内に住み、文具・事務機器を取り扱う小宮山商店(株)に入社して3年の梶倉日和24歳が、ひとり旅をして観光と郷土料理を楽しむという設定。秋川滝美さんお得意の世界かw。「ひとり旅 日和」、シリーズ№1、2021.10発行、文庫。熱海(アジの干物定食)、佐原(蕎麦)、仙台(牛タン)、金沢(海鮮丼)、福岡(博多ラーメン)。ピリッとしたアクセントが欲しいと感じました。

  • 2022年01月02日読了。

  • 行きたいと思っていた場所が載っていたので旅エッセイ感覚で読んでみたが、ストーリーもなかなか良かった。
    コロナ禍終わったらまた旅行行こう。

  • 極度の人見知りでコミュ障の社会人女性が、ひとり旅をきっかけに徐々に自信をつけていく話。
    日帰りの熱海からはじまり、旅の参考にしたい場所や食べ物が色々。
    佐原散策とレンタサイクルで香取神宮は行ってみたい。
    しかし登場人物たちとストーリーがイマイチ好きになれず…。
    旅の話は読みたいけど、続きはどうしようかな…。

    第一話 熱海 茹で卵と干物定食(日帰り)
    第二話 水郷佐原 蕎麦ととろろと角煮(一泊二日)
    第三話 仙台 牛タンと立ち食い寿司(一泊二日)
    第四話 金沢 海鮮丼とハントンライス(一泊二日)
    第五話 福岡 博多ラーメンと鯛の兜煮(二泊三日)

    主人公の日和があまり好きになれなかった。
    そもそも人見知りを貫ける人はメンタルが強いと思ってしまう。
    理解してくれる人がいると言いフォローを周りにまかせ、他人が気にかけてくれるのを待つ。それで卑屈になっていられるのだから羨ましい。
    ひとり旅で自分にも自信が持てるようになって行くけれど、マイペースが増しているだけのように思えてしまった。

    また、アドバイスをくれる先輩の麗佳もひどい。
    次の行き先を決められない日和に仙台を勧めるのだが、その理由が蒸留所限定のウイスキーを買ってきて欲しいというもの。
    旅好きなら、駅のお土産屋で買えるものならともかく、用事を頼まれることのわずらわしさが分かるだろうに。
    そもそも仙台なら日帰りで行ける。それさえ無理なら諦めたほうがいい。
    いくら申し訳なさそうにされても、世話になっている先輩から頼まれたら人見知りじゃなくたって断れない。
    自分のペースを乱されるのは嫌うのに、人を使うの平気で自分に都合の良い人間しか認めないという印象。
    電車の切符にしたって市内や都区内など有効範囲が乗車券には書いてある。
    地方都市ならホテルと電車のパックの方が安上がりなことも多い。
    荷物だってチェックイン前に宿で預かってくれることがほとんどだ。
    それぐらいは教えてあげなよ、と思ってしまった。

  • 一人旅は良い。
    昨今は失敗するような店も少ないし。
    この本みたいにあたりばっかりということは無いが。
    本に記載の店は実際にありそうなので機会があれば行きたいなあ。

  • コロナでこの2年間、旅行していない。
    本で旅する、しかも海外や特殊な旅慣れた人が行くものではなく、日帰りの熱海。
    国内をひとり旅する日和にも興味があった。
    彼女が旅をするきっかけは、「人見知り」だった。

    旅に付き物のトラブルや失敗、思いがけない喜びや、旅ならではの出会いは変化をもたらすようだ。
    ひとり旅を楽しみたい日和に自分に似たところを見たり共感しながら、旅を楽しめたら面白いが、共感できないと評価が厳しくなるかもしれない。

  • この本を最初に見かけたのは、去年の夏に訪れた高幡不動の本屋でしたが、調べたら図書館にもあったので借りて読んでみました。(買おうと思わなかったのは、小説が苦手なのと主人公が24歳と若いからかな)
    初めてのひとり旅は日帰りから、というのはひとり旅のハードルを下げてくれて良いですね。あと、失敗も描かれているのが妙にリアルです。その他、ドライヤーは客への気遣いを表すとか、ホテルに泊まるなら朝食の評判が良い所が良いとか言った小ネタも散りばめられてて参考になりました。
    が、初めてのひとり旅後、福岡以外はほぼ毎月のように旅行に行くようになるとは人見知り女王の割に随分アグレッシブだな…とか、旅行先の熱海で知り合った人と、今度は金沢で再会とか話出来すぎてないか?とかそういった違和感はありましたが。個人的には、そういう恋愛要素めいたものは要らないかな。
    文章自体は読みやすかったです。最後の福岡は土地勘なさすぎて地図が欲しかったけど(笑)私なら、どんなひとり旅がしたいかなぁ~と思いました。

  • 食事の描写力がすごくて読んでいてお腹がすく。
    日和が行った場所に行ってみたくなる!
    旅を重ねるごとに成長していく日和の姿もよかった。
    麗佳さん、素敵!!

  • 2022京都外大図書館プロジェクト Library Explore Mission(L.E.M.)学生選書
    京都外大図書館所蔵情報
    資料ID:655842、請求記号:913.6||Aki

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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