犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.91
  • (370)
  • (436)
  • (436)
  • (20)
  • (2)
本棚登録 : 3573
感想 : 324
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304051

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 王道のミステリではあったが、最近多いすっきりしない読後感ではなく、さっぱりとした読後感が印象的で、個人的に好みだった。

  • おもしろかった。ドラマ版(映画?)も観てみたい。

  • 杉本一文な限定復刻カバーのものを購入。
    結い上げた髪からのほつれ毛から諦観したかのように見える松子が不憫に見えます。

    NHKで金子大地が佐清を演じたドラマを見て、他にも何作かバージョン違いの映像作品を見直して、ついに原作も読み直しです。

    ご都合主義的なところもありますが、やはり話の流れが面白くて時代を乗り越えて楽しめました。

    敗戦者の苦しみから、衆道、血族の人間関係、財産争い、と盛りだくさんのテーマから、殺人の真相まで。
    よく出来てるよなぁ〜。


    金田一耕助がバリバリと頭を掻くシーンは、想像しちゃうと、ほんと、ヤになるので困りましたけど。

  • 映画やドラマなどで有名すぎる作品。
    しかし、きちんと原作読んでみようと思い古本屋を巡るもなかなか見つからず取り寄せで読んだ。
    原作は原作の味があって良い。

  • 最高。ストーリー展開もだけど、佐清の告白が泣ける

  • 横溝正史の金田一耕助シリーズ。学生の頃映画で見て、最近テレビでドラマ化されたので興味あって読んだ。犬神家の遺産を巡って起こる連続殺人
    。映画の筋で真犯人はおおよそ覚えていたが、日本の戦前戦後のドロドロとした人間関係や犬神家の歴史など小説を読んでより理解できた。2023年5月6日読了。

  • 読んでみたかったから読んだけど、あまり好きな感じではない。

  • #読了 有名な作品だから何度も映像で見ているはずなのに、読み始めたらあっという間に引き込まれて一気読みしてしまった。
    「親の因果が子に報う」を地で行くお話だった。佐兵衛の妻子への愛情と無関心が犬神家の暗澹とした空気の元凶で、一連の犯行のきっかけは母親の強すぎる愛情だった。
    親同士の因縁はさておき、子の佐清と静馬の間にああいった交流があったのには、二人とも気性はきっと穏やかなんだろうなと感じるし、普通に倫理観もあるんだよなぁと思う部分が結構ある。それでも超越するのは親との繋がりなんだよね。昔の「考」の意識ってそれほど強かったのだろうか?と、金田一シリーズ読んでると考えてしまう。戦後というのもあるのかな。
    それにしても、書かれた当時を全く知らない人間でもここまで夢中になれる小説ってすごい。ものすごく面白かった。

  • かの有名な?にしおかすみこの「犬神家ッ!(足バァァン)」に向かって、ひた走って読んでいった。前知識なしで読みたかった作品ナンバーワンかも。星2つ消す程の勿体無さでした。

  • 私にとって本読みのキッカケをつくってくれた神本。映画が有名で、原作を読んでいない方が多いと思います。なぜ湖から両足がでているのかや物語のオドロオドロした独特の雰囲気など是非手にとり読んでほしい一冊です。

全324件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

横溝正史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×