幽霊男 金田一耕助ファイル10 (角川文庫 よ 5-10 金田一耕助ファイル 10)
- KADOKAWA (1974年5月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041304143
感想・レビュー・書評
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金田一耕助
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ヌード・モデルのクラブに訪れた「幽霊男」と名乗る怪人物の起こす連続殺人。ボーイに変装して警戒にあった金田一耕助の目の前で起きる殺人。
暗躍する「マダムX」と名乗る女と容疑者。
旧カバー版
2009年1月19日購入
2009年1月30日初読 -
猟奇的で不気味でぞわぞわする面白さでした。先が気になって一気に読んだのですがラスト、動機というかそのへんがちょっぴり拍子抜けでした。あれ意外とあっさりだな、と。というかここまでする意味はあったのかなぁと思ってしまいました。まあそれを言ってもしょうがないのですが。
金田一さんのボーイ姿を想像すると笑ってしまうなぁ。この人大好きだ。 -
事件自体はかなり面白いのだが、ラストはしょりすぎでもったいない。
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面白かったけど、自分的に不快感が残る。
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今のところ読んだ横溝作品の中でこれが一番好きです。何故でしょう(笑)
割と猟奇的でアングラな感じなんですね。人間そっくりの人形が出てきたり、吸血癖のある画家が出てきたり・・・。何より、包帯ぐるぐる巻きの男が! -
金田一さんが活躍するお話は、実はドラマでしか見たことがなかった。髪がもじゃもじゃで、和装で、しかもなんだか頼りなさそうな上に目の前で次々と起こる連続殺人を止められない・・・という、すごいんだかすごくないんだかよくわからない探偵。
そんなちょっと腑抜けた具合を、小説でも遺憾なく発揮してくれる(笑)
しかしながら、この時代のミステリというものは別にトリックが凝っていたりとか、じっくり読んでじっくり考えればトリックがわかるといった類のものではなかったらしい。金田一さんも突然登場するが、あとからあとから登場する人物がいつのまにか重要な役割を果たしたりするので、もうなにがなんだか。
普通に「ちょっと薄ら寒い小説」くらいに考えるのが無難か。