- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041308639
感想・レビュー・書評
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怪談や恐怖という感じのものあったけど、SF風味なものが多かった気がする。
好きなのは、
『すぐそこ』
『まめつま』
『くだんのはは』
『霧が晴れた時』
かな。
くだんのははは以前読んだことがあるけど、やっぱり良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2022/10/28読了
収録作品は、すべて’60、'70年代に発表されたものだが、ストーリーに古びた印象は全く無い。優れたフィクションは時代を超えていくことが良く判った。収録作の『召集令状』なんかも、戦争の記憶が遠い現代でも、こんなことが起きたら、と想像するだけでゾッとした。 -
恐怖小説の短編集。
一篇は短いものの、様々な形の恐怖が凝縮されている。
言わずと知れた「くだんのはは」の後味の悪さはたまらない。 -
第82回アワヒニビブリオバトル「【往路】お正月だよ!ビブリオバトル2022」第4ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
2022.01.02 -
小気味いい、短編の数々。
ラストで「にやり」とさせてくれたり、「ほぉ」とさせてくれたり、大好きな作家さんです。 -
不思議な短編集。
「まめつま」が自分的にはなんだかすごく好きでした。
伝承に基づいたホラーもあり、興味深く読ませていただいた。 -
日本SF界のレジェンド・小松左京氏、実はこれが初読み。恐怖小説集と銘打った今作は、ホラー小説を中心とした自選作品集。SF要素の強い「影が重なる時」なども収録されているが、<名作中の名作>と謳われた「くだんのはは」に代表される怪奇小説が主。そのテーマは怪談や妖怪譚、国内外の神話や伝承など多岐に渡っており、その振り幅の広さに圧倒される。戦中戦後を経験した著者ならではの作品も多い。コメディ色の強い「逃ける」も好きだが、表題作を含むラスト三作品の流れが抜群に良い。稀代の開拓者が綴る異世界への小旅行を楽しめる一冊。
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あとがきにある通り、
SFを意識して書かれているお話が多いので、
恐怖小説としてのホラーを期待するとがっかりするかも。
残念ながら私はがっかりしてしまった
ジェンダー的に引っかかる部分があるけれど、
書かれた時代を考えれば仕方ない