- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041785041
感想・レビュー・書評
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最初ファンタジーかと思わせるスタートですが…
なんか全体に耽美な雰囲気が漂います。
亡くなられてもう新刊が出ないのがさみしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一言で言うと、「デミアンへのオマージュ」だと思った。
なんかデミアンという作品が存在することの重さ、を改めて感じたと言うか・・・。 -
盲目の姫 レイ
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今まで読んだ本の中で最も、前半と後半のギャップが激しい作品でした。
詳しく話すとネタバレになるので避けますが、前半に感じる微かな違和感が、後半で明かされます。
耽美な世界に浸るもよし、その歪んだ世界に驚くもよし。不思議な魅力のある作品です。 -
驚いた。
ネタバレがあってはならないこの本。この本に出会えて、読むことが出来て本当に良かった。
ハッピーエンドはどこに? -
文句なしに面白い。
耽美なんだけど耽美に溺れることは無く、耽るわけでもなく(じゃあ耽美じゃないし)。
丁寧に美しいと言えばいいんだろうか。
精緻に、けれど光をゆがめ、怪しげに。
ああ面白かったなぁ。 -
半ばから後半に向けての展開が最高。
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もう、何も書かないべきですよね、この本については。
前情報を(本の裏に書いてあるやつ以外)何も入れずに読むべき本です。
それで、最後まで読んで「騙された!」と叫べばいいです。
個人的に、ミステリの面白さってこういうことなのかなぁと思った一冊。
当時高校生だったんですが、あの衝撃はいまだに鮮明です。 -
まさかまさかの展開。姫とその父との日常に徐々に(読者が)違和感を覚えていく。切ないというと少し違うかもしれないが、とにかく心にくる話
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盲目の姫、レイアを取り巻くのは、美しく満ち足りた世界だった。
「光の娘」輝くように美しい、と褒めたたえる父王。
庭に咲く花々の香り。そして冷たいダフネの香り。
「死にたいの?」
闇と光が入れ替わるとき、幻想的なお話は終わりを告げます。
急激に変化する、見事なストーリー。
ストーリーの構築は見事、の一語に尽きます。ただ、
倒錯的な面が少々強いのかも。
中高生のうちに読んでおくととても楽しめるかもしれません。