この闇と光 (角川文庫 は 10-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 857
感想 : 150
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041785041

感想・レビュー・書評

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  • 最初ファンタジーかと思わせるスタートですが…
    なんか全体に耽美な雰囲気が漂います。
    亡くなられてもう新刊が出ないのがさみしいです。

  • 一言で言うと、「デミアンへのオマージュ」だと思った。
    なんかデミアンという作品が存在することの重さ、を改めて感じたと言うか・・・。

  • 盲目の姫 レイ  

  • 今まで読んだ本の中で最も、前半と後半のギャップが激しい作品でした。
    詳しく話すとネタバレになるので避けますが、前半に感じる微かな違和感が、後半で明かされます。
    耽美な世界に浸るもよし、その歪んだ世界に驚くもよし。不思議な魅力のある作品です。

  • 驚いた。
    ネタバレがあってはならないこの本。この本に出会えて、読むことが出来て本当に良かった。
    ハッピーエンドはどこに?

  • 文句なしに面白い。

    耽美なんだけど耽美に溺れることは無く、耽るわけでもなく(じゃあ耽美じゃないし)。
    丁寧に美しいと言えばいいんだろうか。
    精緻に、けれど光をゆがめ、怪しげに。

    ああ面白かったなぁ。

  • 半ばから後半に向けての展開が最高。

  • もう、何も書かないべきですよね、この本については。

    前情報を(本の裏に書いてあるやつ以外)何も入れずに読むべき本です。

    それで、最後まで読んで「騙された!」と叫べばいいです。

    個人的に、ミステリの面白さってこういうことなのかなぁと思った一冊。

    当時高校生だったんですが、あの衝撃はいまだに鮮明です。

  • まさかまさかの展開。姫とその父との日常に徐々に(読者が)違和感を覚えていく。切ないというと少し違うかもしれないが、とにかく心にくる話

  • 盲目の姫、レイアを取り巻くのは、美しく満ち足りた世界だった。
    「光の娘」輝くように美しい、と褒めたたえる父王。
    庭に咲く花々の香り。そして冷たいダフネの香り。

    「死にたいの?」

    闇と光が入れ替わるとき、幻想的なお話は終わりを告げます。
    急激に変化する、見事なストーリー。


    ストーリーの構築は見事、の一語に尽きます。ただ、
    倒錯的な面が少々強いのかも。
    中高生のうちに読んでおくととても楽しめるかもしれません。

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著者プロフィール

1948年生まれ。版画家。日仏現代美術展でビブリオティック・デ・ザール賞受賞。『時のアラベスク』で横溝正史賞を受賞しデビュー。著書に『この闇と光』、『一八八八 切り裂きジャック』(角川文庫)など。

「2019年 『最後の楽園 服部まゆみ全短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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