文通 (角川ホラー文庫 12-2)

著者 :
  • KADOKAWA
2.91
  • (8)
  • (21)
  • (71)
  • (32)
  • (9)
本棚登録 : 343
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041789100

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こう言うのが角川ホラー文庫ですよ。

  • うまく伝えられませんが、映像に頼らない文章のみで伝えるホラーの醍醐味の1つとして
    「想像しにくい不気味さ」
    というのがあると思います。

    この作品はまさにそんな感じです。おどろおどろしい訳ではなく展開が読めない不気味さが新鮮かもしれません。
    ぜひ夏に読んでいただきたいですね。

  • なんていうか、なんていうか……。ラストがひどすぎてがっくり。
    前半盛り上がりは、まぁまぁおもしろいと思う。
    直筆部分とかすっげぇ凝ってるなーって思ったし、主人公の性格がイライラしつつも、まぁこういうもんかな、と思って読み進めてて。
    剣持がああいう感じで絡んできたり、老人との対面とか、まぁ伏線は結構がっつり貼ってあるから「おお、これ最後にはどうなるのかな?」とわくわくしながら読んでたんだけど。


    ……あれはないでしょ(涙)
    せめて、せめてラスト翠おばあちゃんと老人瑞穂が元文通友達だったとか、そういうオチが欲しかった。
    てか、結局どうなったの? え? 瑞穂は老人を受け入れたってこと?
    んじゃ、結婚したってことでいいの? え?


    これはヒドイ。
    仮にも「ホラー」と銘打って出版するなら、ラストどうにかしたほうがいいと思う。

    結構話題の作品だから期待したんだけどなぁ。残念。

  • 途中までは狂気的な展開で面白さを感じたが、結末がああでは評価を下げざるを得ない。
    作者の軽妙な文章は好きです。

  • 中学生の頃読んだ作品。当時ペンパルが流行っていたのでこの作品を読んで文通するのが怖くなった覚えがあります。
    今読んだら簡単なんだろうけど、当時は怖かったなー。

  • 文通相手を募集したら、変な人から手紙が来た。という話。
    主人公が文通の内容に不気味さを感じて参っていくのだが、特に変な内容だと思わず、主人公に感情移入できなかった。オチもひどい。けどこういう設定は好きです

  • 一時期妹がホラー文庫にはまってて、借りて読んだ。途中まではすごく面白く狂気さえ感じたのに、このラスト…ナニ???連載打ち切り等の理由でこうなっちゃったの?と勘繰りたくなるほどあっけない。もったいない。

  • ・・・ん?
    なんだこれ?

  • なんと!と思う構成だった。肉筆が。話自体はふつうだけどそれが面白かった。

  • 結末は意外性があって面白いけれど、
    そこまで行き着く間が
    ちょっと子供だましのような気がする。
    なんか物足りない。

全36件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉村達也の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
山田 悠介
ZOO
乙一
宮部みゆき
貴志 祐介
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×