- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041800089
感想・レビュー・書評
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有名だから読んでみたかった本
積読していて、やっと読めた
結論、すっっごく良かった。読んで良かった。
死をテーマにしているけど紡ぐ言葉が美しすぎてどん底!重い!て感じがしない
本当に綺麗
吉本ばななさんの本他にも読んでみたいれて思った詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誰かが死んだり、ひとりぼっちで孤独になったりとても暗い。一見暗いのに、主人公のみかげや雄一の見ている世界が暗すぎない。とても丁寧で、大切に人生を過ごしている。日常で何かを見て、感じていることが繊細で美しい。だから読んでいて暗い気持ちにならない。淡々と光っている。キラキラじゃなくて淡々と。
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文字を読んでいるのに心のなかに浮かんでくる風景や感情があまりにも鮮やかで切なくておどろいた。
これまで小説をほとんど読まない人生だったけど、言葉の美しさに出会えるのはよろこびなんだなぁ。
何十年、何百年たっても通じ合える人の心を思い出させてくれる。懐かしさは温かくて淋しくもあること。
人にやさしくなれるような気がする。
冬にまた読みたいな。 -
「死」について考えさせられた
想像することしかできないけど、相当辛いことだと思う
そんな中でも希望がみえる話だった -
中学生くらいの時に買って27歳になってやっと読んだ。
でも今読めたことが良かったと思う。
中学高校で両方の祖父、半年前愛犬を亡くした。
優しい本だった。あたたかかった。
まだまだ失いたくないものがたくさんあって怖くて怯える日もあるけど、この本の存在を知れて少しほっとした。 -
初めて読んだのは高校生の頃。訳も分からないまま心をひどく揺さぶられた記憶がある。大人になってから久しぶりに読み返すと、また新たな印象を受ける。意味の分からなかった会話の真意、みかげがバス停で泣いたシーンに安堵したこと。かつ丼があまりにもおいしそうに思えたこと。静かに流れるストーリーにあっという間に引き込まれてしまう。またいつか読み返した時、次はどんな発見があるのだろうか。
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有名な本だが、読んだことがなかった。
読んでみて、この本が人気な理由がよくわかった。
特に最初のキッチン(この本には3編収録されている)が好きだった。
側から見たら異質な関係でも、自分たちにしか分からないことや、感情がある。