- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041800089
感想・レビュー・書評
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昔 読んだような気がするけど新たな気持ちで読んだ(笑) 文章も感性もやっぱり初々しいし瑞々しいし清々しいね♪ 当時バカ売れした記憶があるけど、それだけのものがありますね。今読んでもまったく色褪せていない!
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言葉がきれいでひとつひとつ連なって文章になっている感じ。ムーンライトシャドウ、本当に自分が大切な人を失ったみたいな気分になった。時間が経ってもその感覚が抜けなくて、今の自分の状態が普通じゃない幸せなんだと思った。相手のちょっと嫌なとこなんて、そこにいてくれるんならそれでいいと思えた。会いに行けば抱きしめてくれる、それで充分。吉本ばななさんもっと読もう。
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何度読んだか分からない大切な大切な本。いつか大事なひとを亡くす日が来たとしても、たくさん泣いて泣いて少しだけ落ち着いたら、また開きたいと思う。
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4.4
どんなに深い悲しみも時間が経つと同じようには悲しくない。本当にそうだなあ。そのこと自体が悲しい気もするけど、きっとそうではないんだなあ。 -
難しい文章が多すぎる
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ばななさんの小説を読むと
心が救われた気持ちになるのは、
きっと描かれている世界に
果てしない暗さや闇があるからだと思った。
自分の中にある果てしなく暗い場所を
現実の世界でだれかと分かち合うことは
とてもむずかしい。
現実の世界はいつだってすごく明るく見えてしまう。私はその明るさに合わせようと無意識に明るくふるまい必死に日々を生きている。
その明るさを生だとしたら
暗さは死だ。
みんな死を感じて生きているのだろうか。
度々死を感じて生きてきた私には
そうである人とそうでない人がいるように
みえる。
ばななさんの描く世界はいつも死を受け止めてくれる気がする。暗闇からみえる光はいつも優しいことをおしえてくれる。私はそのひかりにいつも支えてもらっている。
死を感じて生を感じること
そう生きるしかないような人たちがいる。
暗闇で感じたひとつひとつの瞬間も
愛おしく感じられる。
生きていることを愛おしく感じられる。
ばななさんの小説は、私にとって
生きることを助けてくれる大切な本です。 -
人生に疲れた時、生きる意味について悩んだ時、大切な人を亡くした時に読みたい本。心が救われる
私も ちょうど 「キッチン」で新人賞をとった頃、(かなり話題になってた)吉本ば...
私も ちょうど 「キッチン」で新人賞をとった頃、(かなり話題になってた)吉本ばななさんの初の単行本を読んだ記憶がありますが、最初読んだ時は上手だなぁ…と思ったくらいで とくに 何か心にヒットするものがないなぁって思ってたのに 何年か後に再読した時には何故か分からないけど、すごく泣けたことを思い出しました(こんな素晴らしい感性だったとはって感激とともに。)吉本ばななさんは大好きなんだ作家さんで 後に出た作品も、殆ど夢中になって読み漁った事を覚えています。
精神的な世界を描いたら 当時一番好きな作家さんだったかも…長くなりましたが、レビューを拝見してさせていただき あの頃の気持ちを思い返して コメントさせて頂きました。
色褪せない 本当にそうですね。
昔?の単行本や文庫本も また読み返してみたくなりました。ありがとうございます。