暗い宿 (角川文庫 あ 26-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041913079

感想・レビュー・書評

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  • 旅先でのミステリー短編集。
    「ホテル・ラフレシア」がお気に入り。
    アリスもそのうち従業員になってしまいそうだww
    行ってみたいなー。
    ゆっくり過ごすことが一番贅沢なホテル!!

  • 「宿」シリーズいいなー。旅もの好きとしては堪らなかった。リゾートホテルも老舗旅館も全部いい。ミステリーとしてはどれも変化球な感じで面白かった。ふたりが一緒にいないときに事件に遭遇すると、割とがっつり巻き込まれるから大変そうだなぁとぼんやり。
    既刊の作家シリーズ、学生シリーズはぜんぶ読み終わってしまった…寂しい。

  • これから沖縄に行くときは『ホテル・ラフレシア』を思い出さずにはいられないと思う。『ホテル・カルフォルニア』の歌詞と絡んだ妖しさがすごいと思う。
    『201号室の災厄』は、なぜかニヤニヤしながら読んでしまった。多分これがアリスだったら心配で堪らなかったと思うけど……。なんであれ災難だったな、火村センセ。

  • 『暗い宿』
    廃墟探検にやってきたアリス。途中急に体調を崩すしようやく見つけた元宿にいた元女将の才籐茂美に頼み込み一泊させてもらう。夜中に聞いた何かを掘る音。帽子をかぶった男の人影。元宿の解体工事中に発見された茂美の姉の夫で16年前に疾走した国広淳夫の白骨遺体。茂美の夫・道昭も9年前に疾走している。

    『ホテル・ラフレシア』
    ミステリのイベントのために石垣島のホテル・ラフレシアにやってきた火村、アリス、片桐。夜の浜辺で火村が発見した無理心中をはかった寺坂夫妻。心中直前にかかってきた電話。金持ち逃げした友人が金を返してきたという電話。

    『異形の客』
    中農宿旅館の離れに宿泊していた顔に包帯を巻きサングラスをかけた不思議な客。シャングリラ十字軍の逃亡犯と疑う従業員。離れで発見された相羽徳明という大学生の殺害された遺体。消えた異形の客。宿に宿泊中だったシャングリラ十字軍の母体教団の関係者。引きこもりだった相羽に唯一接触を持っていた幡多瑛助。相羽が持つ心の病。

    『201号室の災厄』
    高級ホテルに宿泊する火村。コンサートツアー中のミュージシャン・ミルトン・ハースが泊まるホテル。部屋を間違えミルトンの部屋にきてしまった火村が発見したミルトンの日本での恋人カンノ・ジュリの遺体。酔って目覚めたら遺体があったというミルトンの証言。ミルトンに監禁される火村。

  • 「暗い宿」
    「ホテル・ラフレシア」
    「異形の客」
    「201号室の災厄」

    「暗い宿」
    雰囲気は好きだが、真相に言及されずモヤモヤ。
    「ホテル・ラフレシア」
    答え合わせで終わればよかったのに・・・衝撃的だが後味の悪い話。
    「異形の客」
    新興宗教をからめて、どう回収するのか途中までは楽しみにしていたのに・・・解決に何一つ関係ないなら、シャングリラとか出すなよ。
    「201号室の災厄」
    火村が一人でっていうのは斬新だが、なんじゃそりゃっていう結末。肩すかし。

  • 友達に薦めてもらいましたっ!
    ありすって名前だから女の作家さんだと思っててびっくり!
    内容は少しブラックな気もしましたが推理小説に慣れていない私にはちょうどよかったかな?という感じでした。
    火村先生と有栖川さんのタッグがとてもよかったです。

  • 短篇集。

  • 短編です。
    ミステリーの短編はサクサク進んで良いですね。
    他のも読んでみようと思います。

  • やっぱり宿やホテルっていうのは、実際でもそうだけどどこかいつもと違う、気分が高揚するものがある。
    この作品もその例に漏れず、それぞれの宿が様々な趣向で我々を楽しませてくれる。
    特に「ホテル・ラフレシア」は傑作。のどかな雰囲気が一組の夫婦によって掻き乱され、最後の苦味がえもいわれぬ余韻を残す楽しくも妖しい作品。

  • 短編集だったとは!
    短編集だとハマると話が変わって、という感じで嫌いだったのですが
    この本は読みやすい!
    ただ、最後はどうした?って感じでしたが

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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