- Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041979051
感想・レビュー・書評
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面白く読めたが、気持ち悪い描写も多いので人は選びそう
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ホラーかどうかはさておきお化けではない怖い話
これを書くためにどのくらいの調査、学習が必要だったのだろうかと思う程沢山の知識が詰め込まれてもいる
描写はおぞましいし、グロテスクだけど、推理小説的な要素もあって面白く読めた -
これは現代日本のホラー小説の傑作だった。
この作者の本はほんの少し読んでいたが、特に『黒い家』は傑出した出来で、描写力に並々ならぬものを感じていた。
本作も、描写が素晴らしい。筆力が優れているので、迫力がある。
生物学などの知識をかなりよく調べているし、それらを上手に取り込んでいる。
スティーヴン・キングのような独白体の生々しさはないが、現代日本人の淋しい生き様を上手に点描していると思う。
鈴木光司さんの『リング』シリーズや瀬名秀明さんの『パラサイト・イブ』に比肩するか、あるいはそれらを凌駕していると思う。映画化してしまうと、この作品の良さは失われてしまうかも知れない。 -
貴志祐介の小説の中で最もグロい作品。最後の方の浴槽シーンでは、変異した体を細かく描写しているため、容貌が容易に想像でき、思わず身震いした。
貴志祐介作品全般に言えることだが、この小説は比較的ページ数が多いが夢中になって読めるので、そこまで長く感じなかった。 -
神話の話のところは興味がわかず読み飛ばしてしまった。。ちょっとリアリティに欠けるかな?と思うところもあったけど、常につきまとう緊張感はやはりさすが貴志祐介作品。怖いというより気持ち悪かったなあ。
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ちょっと気持ち悪いシーンが多く、そのときの人物の感情がしっかり書かれているので、グロさが半端ない。
全体的には面白かったが。 -
貴志祐介さんの本で初めて読んだのがこれでした。
読んだあと、何度もネットで、それが本当にあるのかどうか調べたのは、私だけではないはず。
初めて読んだ作品ですが、いまのところ、彼の作品では一番気に入っている(好きと言うにはちょっと語弊がある感じ)作品でもあります。
先入観無しに読んでぐいぐい読み進めていって、ぞっとしてほしいです。