聖なる黒夜(上) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.21
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本棚登録 : 1829
感想 : 170
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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043428083

感想・レビュー・書評

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  • RIKOシリーズのスピンアウト(?)ですが、正直、こっちのほうが好き。
    人物に感情移入できる、という点では、緑子より練のほうが好きな主役です。いや、主役は麻生さん?

    ああなる前の練の姿と、麻生さんとの関係がクリアになり、ふたりの愛憎が濃い理由がわかった。
    とゆーことで、緑子と浮気した麻生さんにマイナス三千点。

  • おかしな先入観があったのですが(汗)、ストーリーはいろんなことが盛りだくさんでどんどん読み進めてしまいました。山内も麻生もすれているようでものすごく人間臭いし、終盤明らかになっていく事実にも鳥肌がたちました。戦慄といってもいいかもしれません。こんなに簡単に人間の人生は軽んじられ、振り回されてしまうものなのか。早々に下巻に取り掛かっていますが、ラストに向けてさらに重苦しくなるのでは。読みやすい文章に慰められてじっくり読みたいです。
    http://beautifulone.jugem.jp/?eid=265

  • 600ページを超える大作。なのに、続きが気になってあっという間に読破してしまった。
    現在起きている事件と、過去の冤罪疑惑の事件。この2つの事件の真相がどう暴かれて行くのか下巻が楽しみ。
    RIKOシリーズでは端役だった登場人物がメインで出てきたりしてるのも面白い。山背さんとか及川さんとかね。思ったよりも及川さんのキャラがぶっ飛んでるのも良き。
    何より麻生と山内の2人の関係。心を通わせたと思ったら離れて行ってしまったり、もどかしい!!
    作中でも描写されているけど、麻生はすごく良い男なのに、その鈍感さが時に残酷で。RIKOシリーズから読んだ身としては、その麻生の鈍感さが本当にもどかしい。早く下巻を読みたい!

  • 感想は下巻に

  • 東日本連合会春日組大幹部・韮崎誠一の死体が発見された。容疑者として名が上がったのは、複数の愛人の中でもひときわ美しい男娼あがりの男・山内練。彼こそは、警視庁捜査一課の麻生龍太郎が10年前に婦女暴行容疑で逮捕した大学院生だった。麻生の知らない山内の10年に一体何があったのか、そして韮崎を殺した犯人とは・・・?

    登場人物が多く、また非常に複雑に人間関係が絡み合っているので、メモを取りながら読み進めました。
    ・・・が、めちゃくちゃ面白い。ストーリーはもちろんのこと、キャラクターが魅力的で引き込まれます。上巻640ページがあっという間でした。

  • 除籍本。

  • 登場人物が上巻だけで凄く多い。
    一人一人、名前と注釈をメモなどしながら読むことをおすすめしたい。

    過去と現在を行き来しながら、物語が進むので、とてつもない長い期間のように感じてしまうが、事件が起きてからはたった9日間しかたっていないことに読後に驚く。
    麻生と練の過去と現在と共に、複数の容疑者が伏線やミスリードを散りばめるので、うっかり読み落とせず、上巻だけでやや満腹ぎみ。
    麻生も練も一筋縄ではいかない人生を送っていて、下巻でどういう関係性になっていくか楽しみ。
    裏社会の独特の後ろ暗い中でも、純粋に欲しいものを追い続けてもがいてる二人、っという感じで悲壮感は少なく、力強く生きてる男たち、女たちが生き生きと描かれている。
    興味があるのは、練の白檀のような香りの体臭、嗅いでみたい、、、。お香の白檀の香りは記憶にあるが、同じような香りなのだろうか?

  • 山内や麻生の関係性や、その他シチュエーションまでたまらないものがたくさん出てきてニヤニヤする。下巻も楽しみ。

  • 読了後の満足感すごい。山内練が最高。

  • ボリューミーなミステリーが読みたくて手に取った本書
    面白かった
    なかなか衝撃的な部分もあり おっかなびっくり読み進めるも どんどん引き込まれた
    知らなかったけどシリーズものの続き的な感じ?
    下巻を制覇したらそちらも読んでみたい

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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