ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611119

感想・レビュー・書評

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  • 両親の離婚の危機に直面したワタルは近所の幽霊ビルから幻界という異世界に旅立つ。幻界を司る運命の女神はどんな願いでもひとつだけ叶えてくれるという。自身の運命を変えるため、ワタルの壮大な冒険の旅が始まる。
    宮部みゆきさんは実はかなりのゲーマーらしく、内容も人種差別、政治、宗教、戦争など王道RPGさながらの要素が散りばめられており、かなり楽しめた。新装版のイラストレーターがFF12やFFTといった自分好みのナンバリングのイラストも手がけていたのもどっぷり浸かれた要因。

    そして主人公のワタルが旅の中で成長していく様がとても感動的だった。あぁ、やっぱりRPGってこーゆーものだよなぁと懐かしさも与えてくれた。

  • 小学生の頃、初めて読んだ長編小説がこれだった。

    同じ小学生の主人公、現実世界から異世界への冒険、ワクワクしながらあっという間に読み終えたのを覚えている。
    本が好きになったきっかけの本の一つ。

    それ以来読んでいないから、大人の自分がどう感じるか、また読みたい気もするし、そのまま取っておきたい気もする。
    評価は、当時の小学生のときの気持ちで星5をつける。

  • 大好きな作品。
    多くの人が気兼ねなく楽しめるファンタジー。

  • 自分が子供のころに現世で生きていこうと思えたのはこの作品のおかげ。

  • 中学生の時ぶりに再読。
    鬱々と悪い方に向かっていくこの上巻は胸が痛くなってしまう。
    ファンタジーの世界もワタルの創造や経験が反映されているのかな。
    結婚について考えることも最近よくあるけど、
    離婚とか、子供の幸せとか、色々考えすぎると動けなくなるなー。

  • 何回目かわからない再読。上巻はほとんど現実世界を描いていて、正直な話子供の頃は読み飛ばしていた。今になって読み返してみるとこの部分もリアリティがあって面白い。それはもう、宮部みゆきは男子小学生だった頃があるのではないかと疑ってしまうほど。主人公のワタルは小学生であるから、この世の理不尽をなんとなしに感じることはあれども理解できない。それが己の身に降りかかってくるまでは。「小学生の視点から見た世界」がこの上なく巧妙に語られている。

  • とにかく面白い。止まらなくなる。こんな世界を創造出来るなんて凄い。ハリーポッターが好きな人は好きだと思う。

  • 宮部みゆき作品にハマったきっかけの本。生まれて初めて本を読んで涙するという経験をした。

  • この作品に出会ったのは学生時代でしたが、かなり感動しました。
    宮部さんには珍しいファンタジー物なので、ファンの評価は分かれそうですが、ファンタジーがお好きな方であれば、お勧めしたい作品です。

  • さすがRPG要素満載で楽しい!

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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