あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.20
  • (57)
  • (126)
  • (382)
  • (68)
  • (21)
本棚登録 : 1522
感想 : 190
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043726035

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うううううううう・・・。
    個人的に主人公の考え方に嫌悪感を抱いてしまって。それでももったいないから、イライラしながら、なんとか最後まで読みました。
    角田さんの本はわりと好きな話が多いんだけど、これはダメでした。

  • ただ助けてと呟いてみる

  • 先輩からいただいた本。

  • 昔買って、主人公が大学生に差し掛かった頃までを読んで、ついていけない、なんて思って読むのをやめてしまった。
    けど、角田光代のほかの作品が好きだから、これももしかしたら今読めば何か違うかもしれないと思って読んだら、やっぱりよかった。
    本は、やっぱり手に取るタイミングが大事だ、と思う。

    「だれかを好きだという気持ちの出所はいったいどこだ。嫌いな点や食い違ってる点を幾つかあげても嫌いになれないのはなぜだ。私じゃない、だれか、たとえば神様みたいな人が、そうしむけているに違いない。そのだれかが、もういい、もう終わっていいと言うまで、私は熱に浮かされたようにきっとこの男を好きでいる、そうするしかできないのに違いない」

    自分の中の柵があって、それを越えたいと思う気持ち、
    越えられない気持ち、それでもやっぱり諦めず、主人公は知らない自分へ出会う旅へ行く。
    素敵だった。

  • 残念ながら、文体がダメでした。
    内容的には「こういう女の子っているよなぁ」という点では
    みごとなのだけど、「こういう女の子」のしゃべり方についていけず
    苦労しました。角田さんも苦労されたんじゃなかろうか。

  • 一人の女の子が女性になるまでの数多くの恋を描く
    恋愛小説。

    恋はこんな風にでも始まる、けどどこからでもどんな風にでも壊れる。

  • 何かを思い立つことは容易だけれど
    それを実行するのは難しい。
    人はいつから
    本能に忠実に生きることを
    ためらうようになったのでしょう。

    理不尽な恋と、暑苦しい愛と。
    時々その奔放さに「!?」と思いつつも
    抜群の行動力を示せるいずちゃんが眩しい。

    まっすぐに生きることの難しさ。
    それをケロリと乗り越えてくれる彼女に
    自分の思いをたくした気分で読み進め
    一緒に苦しみ、笑い、最後には
    爽やかな溜息をつくことができました。

  • ひとりの女の子が、恋をする。
    ぼろぼろになって、打ち壊して、相手も自分も傷付きながら、でもまた恋をする。
    その通過点を描いた作品なんだな、と。彼女はこれからもどこか違うところへ行って、違う人と出会って恋に落ちて、またすぐその安定が駄目になって違うものを求めてしまうだろう。
    でも町子が言うように、今度は自分のためにMDを編集してる分、栗原泉は成長してるんだろうか。
    読み終わってなんだか、恋をするのがばかばかしく思えた。恋愛のなかで、ここが最高潮、っていう瞬間はあまりに短いんじゃないか。

  • 080513(a 080515)
    080529(a 080718)
    081021(a 081109)
    100625(a 100801)
    101001(a 101019)

  • いつもの音楽と、
    このへんの地名と、
    バンドとか、ライブとか、
    想像しやすかった。
    お風呂→ベッドで一気に読んだ。
    なんか本読んでるの、忘れるような感覚。
    ポチかわいいんだろうなぁ。
    しかし、あまりすきな本ではない。

全190件中 111 - 120件を表示

著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

角田光代の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×