DIVE!! 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043791033

感想・レビュー・書評

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  • 飛び込みという競技に、ひたすらに真っ直ぐ向き合う登場人物たちを見て、私も頑張りたくなった。

    スポーツの持つ力は特別だと改めて思った。

  • 思わず高飛び込みをYouTubeで調べた。何かに懸命に打ち込む事の美しさを感じた。

  • 坂井知季(さかいともき)
    MDC(ミズキダイビングクラブ)に在籍している。中学生。飛込み歴は6年。ダイヤモンドの瞳を持っている。

    丸山レイジ(まるやまレイジ)
    MDCのクラブメイトで知季と同い年。同じ頃に飛込みを始めた。

    大広陵(おおひろりょう)
    MDCのクラブメイトで知季と同い年。半年遅れで飛込みを始めた。

    富士谷敬介(ふじたにけいすけ)
    MDCで中学生と小学生の両方のコーチ。要一の父。元飛込みのオリンピック選手。

    中西
    元コーチ。クラブが潰れそうだから他に移った。と思われている。

    水城真之介(みずきしんのすけ)
    MDCを創設。元飛び込み選手。持病の肝炎が悪化し志半ばで死んでしまった。夏陽子の祖父。大手スポーツメーカー、ミズキの元会長。

    富士谷要一(ふじたに よういち)
    MDCのエース。富士谷コーチの息子。桜木高校の高校生。小学2年生から飛込みを始める。3年連続中学生チャンピオンの実績。

    阿部
    桜木高校飛込み部顧問。

    吉田幸也(よしださちや)
    サッチン。知季たちよりひとつ年下。趣味はママさんシンクロの人間模様の観察。選考には参加せず、「サポーター」を務める。高所恐怖症である。

    大島力(おおしまりき)
    MDCで小学生のコーチをしている。津軽から上京してきた飛沫と同居している。よく喋る。

    麻木夏陽子(あさきかよこ)
    MDCに新しく来たコーチ。中学生の担当。MDCの創設者水城真之介の孫。アメリカでコーチング技術を学んだ。

    坂井弘也(さかいひろや)
    知季の年子の弟で、早生まれなので同学年。

    坂井恵(さかいめぐみ)
    知季、弘也の母親。

    野村未羽(のむらみう)
    知季、弘也と同学年。中学一年の春に知季に告白して付き合いだした。後に弘也と付き合う。

    チクワ
    飼い犬。弘也が拾ってきた捨て犬。

    坂井 久志(さかい ひさし)
    知季、弘也の父親。

    沖津 飛沫(おきつ しぶき)
    幻の高校生ダイバー。昭和の初めに天才ダイバーと騒がれた沖津白波の孫。

    沖津白波(おきつしらは)
    伝説のダイバー。出漁中に台風の大波に襲われ転覆し、長男の大海と共に死亡した。

    松野清孝(まつのきよたか)
    安定した骨太で基本に忠実な演技をするが華がない。高さやスピードに欠ける。

    ピンキー山田
    本名は山田篤彦(やまだあつひこ)。ショッキングピンクの海パンをトレードマークにしている色白の優男。素質はあるが素質を使いこなす力がない。練習嫌いの我慢知らず。精神的にも弱い。

    辻利彦(つじとしひこ)
    もともとは器械体操の選手。セコい飛込みをする。

    炎のジロー
    本名は平山二郎(ひらやまじろう)。失敗率100%のスーパーダイブに挑み続ける。

    寺本健一郎(てらもとけんいちろう)
    日本飛込み界のエース。実力が突出しており、代表は確実といわれる。精神的に弱い面がある。

    西川恭子(にしかわきょうこ)
    飛沫の二歳年上の恋人。祖母の文と二人暮らし。以前は男を漁るような恋愛をしていたが、飛沫と付き合いだしてからは一本気になり、その悪癖も止んでいる。

    文さん(あやさん)
    恭子の祖母。飛沫の味方。

    美由紀
    飛沫の母。


    飛沫の妹。

    美波
    飛沫の妹。

  • 最高ー、是非続きを!

  • 純粋に面白いスポコン物語だった。
    高飛び込みというマイナースポーツだけど、なんとなくそれが好きな主人公。
    食事、友達、彼女等いろいろを制限されながらやっていく。
    単独競技の為、仲間もライバルであり、険悪な得もある。
    チームスポーツは、レギュラー争いはあるが、個人スポーツよりそこはいいかも。

    彼女の扱いが下手で、失って初めてしる大切さ。
    愚かだけど、経験がないとそういうものかな。
    情熱を燃やして、スポーツにうちこむ人たちを読んでいてすがすがしく思った。

    ただ、最後の章は副主人公の物語か?
    中国強化特訓の物語を始めてくれると思ったのだけど、その思いとは違った。
    主人公が複数うまれてきて少し混乱。
    下巻がどうなるか、オリンピックにでれるか、MDCは存続できるか、期待しています。

  • 可能性は誰にでもある
    俺にも…お前にもだ
    「富士谷要一」

  • 青春物語です。
    森さんの本大好きです。

  • 家にあったから。夏だしちょうどいいかなという軽い気持ちで
    読みやすいし、先がきになる。
    飛び込みってこんなにマイナー競技だったのね…たしかに、競泳に比べるとあんまり人気ないかもしれない
    わたしの拙い想像力ではなかなか飛び込みシーンの想像がうまくできないけど、登場人物はみんな個性的な飛び込みをしてるんだろうなぁ〜
    割と知季が好きかもしれない。スポーツ選手っぽくなく、飄々としてるところが好き。でもみんなに失恋に失恋してる話をしまくるところも好き。
    飛沫が帰ってから彼女とイチャイチャしてるのは頂けない。青春スポーツ小説としてはわたしは許さない。。(笑)
    下巻で、どれほど話が盛り上がるのかに期待!

  • 好物だからついつい一気読み。大事そうな場面を思いっきりカットして、大事そうな場面に参加できなかった人の話だけ見せるとか、ズルすぎでしょ。わかりすぎるくらいわかるよ、その気持ち。

  • 飛び込みというマイナーな競技をしている中高生とその時期特有の心の不安定さを丁寧に描いた作品。

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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