万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫 ま 26-316)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年12月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043836482
作品紹介・あらすじ
純金が無価値の合金に変わってしまう"逆錬金術"の謎を追って、凛田莉子は有名ファッション誌のカリスマ女編集長に接近する。小説の盗作騒ぎから5億円のペンダント紛失まで、数々の事件を解決に導いた莉子の行く手に、最大の謎が出現した。沖縄・波照間島で育った無垢で天真爛漫な少女が知性を身に付け、いまやマルサにも解き明かせない秘密の真相解明に挑む。書き下ろし「Qシリーズ」第7弾。
感想・レビュー・書評
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カリスマ編集長の城ケ崎七海。こんな人の元で働くのは嫌だ。パワハラにも程がある。
その編集長に認められる凛田莉子はすごい。自分が絶対できないことを、他を圧倒する実力で成し遂げていく物語は読んでて気持ちいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ7作目。
冒頭で莉子が大人気女性ファッション誌の編集長第二秘書として活躍している姿に驚かされます。
万能鑑定士Qのお店はどうしちゃったんだ…?
その疑問に答えるように、物語は少し時間を遡って語られていきます。
小説の盗作事件に巻き込まれたかと思えば、かつて純金だったはずが価値のない合金に変わってしまった延べ棒の鑑定を依頼され。
莉子の元に持ち込まれる個別の案件が、次第につながりはじめたあたりから、どんどん物語にのめりこんでいました。
タイムリミットが課された聖夜の盗難事件から、畳みかけるようにクライマックスへ。
物語の疾走感が小気味よかったです。 -
莉子がファッション誌の会社に潜入し、プラダを着た悪魔のような経営者の秘書になる話。相変わらず面白くてたまらんシリーズ。どんでん返しはシリーズでは少なめだけど、登場人物達が魅力的でよいです。今回、よく登場する有楽町西武は今のルミネなんで、じつは結構前の話なんだよなぁ。
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純金の延べ棒が合金に変化する?
そんな不可解な謎に立ち向かうために、有名ファッション誌の編集部に潜入する。
前半の香水鑑定士の件は必要だったのかな? -
純金が無価値の合金に変わってしまう“逆錬金術"の謎を追って、凛田莉子は有名ファッション誌のカリスマ女編集長に接近する。小説の盗作騒ぎから5億円のペンダント紛失まで、数々の事件を解決に導いた莉子の行く手に、最大の謎が出現した。沖縄・波照間島で育った無垢で天真爛漫な少女が知性を身に付け、いまやマルサにも解き明かせない秘密の真相解明に挑む。書き下ろし「Qシリーズ」第7弾。
(2010年) -
今回はマルサから依頼されての潜入捜査。宝石泥棒にはがっかりだったけど、大きな詐欺が告発できた上に、罪には問われたけどきっと気持ちは救われたであろう城ケ崎社長と新天地で元気に活動し始めるイザベルの社員達にが思い浮かんでうれしくなった。盗作騒ぎではスカッとしたな。
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知識本+ミステリーこれこそ私の好みの本。楽しくお勉強できて、えっえっどういうこと!それからどうなるの?と考えて頭やわらかくするボケ防止にも役に立つ。
8巻がまた楽しみ!
金の延棒に脱税 むふふ