- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043885015
感想・レビュー・書評
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男の人どっちも不快だった!
本当にずっとすれ違ってる思いが読んでてモヤモヤした。
最初の回想から始まる部分すっかり忘れてたけど最後に繋がってていいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色恋も十人十色。私と貴方が分かり合えば、それでいい。のかもしれない。
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ここまで深く人に執着したことが無いからなのか、あんまり共感できる感じはしなかった。トピックは結構暗めで、自分が相手を思う気持ちは簡単に伝わらないし、相手が自分を思ってくれているということを信じることもまた難しい、という苦しさが伝わってきた。
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私は、まだ若くて理解しきれない感情や状況が多すぎたから、いつかもっと大人になった時にもう一度読んでみたい
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2023/09/21
三宅香帆さんの本で紹介されていたので読んでみた。自分では選ばない恋愛小説。恋愛小説というには静かで淡々とすすんでいくけれど。
小野くんといるときの気持ちは分かるけど葉山先生といる気持ちはよくわからない。
先生と生徒(卒業してるけど)…って考えてしまう。
p304で小野くんが「黙れよ」っていっていたので心臓がひゅってなった。いままですごくいい人だった人の本性というか裏というか出してくるのが怖い。彼氏だから彼女だからった許されることが多くなるのはおかしいとおもう。勝手に手紙開けんなや。付き合って3ヶ月程度で下の名前で呼ばんからってキレんなや。
最終章のあたりで、葉山先生と泉がやっててp394「これしかなかったのか、僕が君にあげられるものは。ほかになにもないのか」って言うセリフはよく分からんかった。自分のことを愛している人に返せるのが一晩の思い出だけってこと? -
稚拙な恋心、大人の狡猾さ、嫉妬などの心理描写が繊細に描かれていた。でもあんまり共感できなかったかなぁ。表現や言い回しは相変わらず好き。
「だけどきっと私はそうすると思います。今日のこともいつか思い出さなくなる、そしてまた、ほかの誰かをこの人しかいないと信じて好きになる。あなたに対してそう思ったように」 -
2005年 これもまだ島本さん22歳くらい。
壊されたい程好きだった高校時代の教師との再会。
諦めたはずの感情が又動き始める。
結婚を決めた女性の忘れ難い恋愛を 回想形式で物語る。ナラタージュ。
まだ、生活とか家庭とか損得など重要ではなく、不毛な恋とわかっていても、気持ちを打ち消せない。同年代の女性の不安定な気持ちをとても良く表現されています。
エピソードがまだ未熟かなと思うところはあるけれど、20歳前後の女性が読めば共感されるだろうと思います。
主人公の女の子が有村架純ちゃんのイメージから抜けないまま読んでしまった。声まで脳内で再生されてしまい、映画観てないけど、ぴったりだったんだろうと思う。