RDGレッドデータガール はじめてのお使い (角川文庫)
- KADOKAWA (2011年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043944408
感想・レビュー・書評
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好きな絵師さんによるアニメ化ということで読み始めたが、予想以上に面白い。霊的な力、憑依、神などなど…科学では証明できない不思議な現象を扱ったファンタジー作品。この巻では明かされない数々の謎と、泉水子の今後の成長が楽しみだ。
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これから始まる物語の序章。
今時いない、古風で内気でお下げの女の子。
これからの成長と物語が楽しみ。 -
荻原さんの本は初めて読みました。
児童文学のくくりで眺めていましたが、これからいろいろ読んでみようと思いました。
山伏たちの集団(?)がどういう思いで動いているのか、今後の高校編での展開が楽しみです・・・もう6巻で完結しているようなのですが、読み始めたばかりの私には!です。
個人的には深行がどんな下僕(笑)に成長するのか、すっごく興味あります。 -
アニメの1話、2話を見てから読みました。
初めての荻原規子作品です。
副題(続編も含めて)でちょっと不安になりましたが、内容は子供向けということもなく楽しめました。
はじめは泉水子の性格をじれったく感じることもありましたが、東京行きをきっかけに一気に物事が動き出した感じ。
泉水子と深行の関係や、和宮くんがこのあとどうなるのか気になります。
アニメではこの巻で3話分くらいになるんでしょうか?
舞のシーンの放送が楽しみです。
続きも読もうと思います。 -
久々に読んだ荻原作品。さすが、勢い衰えず。ほんとうにラストまで一気に読み進めてしまう何かがある。
文面から、匂いや空気まで感じられる作家さんの一人だと思う。
和宮くんが好きです。 -
この作者のファンタジーはこんな感じや。展開あんまないけど、主人公が急にかっこよくなったら、ほんまかっこいい女のひとになる。
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荻原規子、小さい頃は本当に夢中になって読んでいたなあ。
以前3巻まで読んでそのままにしていたシリーズだったのですが、20過ぎてから読んでもやっぱりわくわくどきどきする。
荻原作品は基本的に思春期の主人公たちの成長というのがすごく大事なキーワードになっていることが多いので、児童文学である意味はすごくわかるし、意図して「みんなが読める」やわらかな筆致にされている感じもするのだけれど、それでもやっぱり、児童向けというカテゴリに押し込めて子どもだけに与えておくには勿体ないくらい魅力的だ。 -
祖父の住む熊野古道奥の神社と学校を行き来する以外は外に出たことがないという文字通り箱入りお嬢様が,高校受験を機に友人達と同じ普通の女の子の価値観を持ちたい,を願ったことからいろいろと騒動が起きる.ある大きなイベントは発生するものの,主人公達も読者もよく分からないまま解決するので,いまいち盛り上がりにかける.ただ,泉水子の鈍臭さに未熟な奥ゆかしくさを感じたり,高い能力を持ちながらも身の程をわきまえた相手役の深行に,今後の彼らの成長を期待が伺えるような,とても丁寧なストーリー展開ではあるので,いろいろと今後の見せ場となる下地がしっかり作られていると理解.