RDGレッドデータガール はじめてのお使い (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 4067
感想 : 381
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944408

感想・レビュー・書評

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  • 舞を見てみたい。イジイジした主人公で、見た目が凡庸とあるが、会うと魅了される気がする。

  • あれ?物語、全然はじまらないな?
    と8割読むまでずっと思っていて。
    でも、残りの2割で完全に持っていかれた。
    正直、ここからの展開次第だなっていう終わり方。
    泉水子の物語はここからはじまるんだ。
    ずるい、ずるすぎる、ぜったいに続きを読みます。

  • 話の展開にワクワクする本。
    続きが早く読みたい~って思う本でした。

  • 久しぶりに荻原規子の小説を読みました。

    姫神という存在や、山伏、泉水子がどういう立場にあるのか、深行との関係、進学の話など、今後に続きそうな要素を丁寧に描いています。
    まだまだ序盤で、この話がどう転ぶか全く見当がつきません。

    世界観の作り方は流石の手腕です。
    山や神社の神秘性をうまく描いていて、日本独特の現代ファンタジーに仕上がっています。

    引っ込み思案の泉水子の、その運命の巨大さに圧倒されそうになるのですが、少しだけ東京に出て成長した彼女が、今後どう変わるのかが楽しみです。

  • 泉水子山から出る。

    現代日本を舞台にした伝奇的な話かと思いきや、ぶっ飛んだキャクターがでてくるファンタジーでもある。
    今巻ではひきこもり少女が社会と謎の組織と神霊の荒波に揉まれる話。

    日本の神仏を扱う作品って、総じて地味で掴みどころが無く、種が明けても「え、あぁ、そうなんだ」くらいにしかならない。
    読む側の知識量を試される感じ。(西洋ファンタジーはわかりやすくていいんだけど。(^-^;))

    とにかくこの物語も『得体のしれない何か』に振り回される予感。

  • 名前だけはずっと前から知っていた本シリーズ。
    意識して事前に一切情報を仕入れずに読み始めたところ、熊野、憑神、山伏などある意味オーソドックスな舞台設定かと思いきや、泉水子の両親が持つコンピュータ技術者と公安刑事という属性の意外さに期待が高まります。
    中学生ぐらいから大丈夫そうな優しい文体でスイスイ読めます。
    噂に違わず面白そうな出足なので、今後に期待しよう。

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    世界遺産に認定された熊野古道、玉倉山にある玉倉神社。そこに住む泉水子は中学三年まで、麓の中学と家の往復だけの生活を送ってきた。しかし、高校進学は、幼なじみの深行とともに東京の鳳城学園へ入学するよう周囲に決められてしまう。互いに反発する二人だったが、修学旅行先の東京で、姫神と呼ばれる謎の存在が現れ、さらに恐ろしい事件が襲いかかる。一族には大きな秘密が―。現代ファンタジーの最高傑作、ついに文庫化。

  • 荻原さんの文章は読みやすい。
    和宮君のくだりはギョッとした…。なんだか大変な事になって行くような…でもゆったりとした感じもあって、読んでいて心地が良い。次巻が楽しみ。
    あ、「はじめてのお使い」の「お使い」って、嗚呼!そういう事!か(笑)

  • 人気の萩原さん、初めて読みましたが面白い!主人公がどんどん追いつめられていくのがかわいそうで、読むのが辛くなったりもしましたが、ちゃんと自分で乗り越えられてよかった。母のような気持ちになってしまった(笑) ここから彼女がどのように成長していくのか、とても楽しみです。

  • 熊野古道、神社、姫神、舞、山伏、調伏、結界……日本に生まれた私。でも遠い世界の言葉の数々。
    それでもこうやって物語となり、目の前に現れるとすんなりと受け入れている自分がいる。神話の時代から現代までの長い時間を魂があるがままに流れていくような感覚を覚える。これが日本のファンタジーなのかな。
    泉水子と深行の出会い。物語が動き始めた。これからが楽しみ。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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