タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 678
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944545

感想・レビュー・書評

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  • 飛鳥井千砂さんの小説はこれをはじめて手にしてはまってしまいました。
    すれ違っているようでお互いが成長していくさまが章によって主人公が変わりながら周りの状況も分かりやすくて!
    読み終わったらほっこりする!
    そこに惚れました!

  • 読み終わったあと幸せになれる~!そのままドラマになりそう。

  • ふつうの人の、ふつうの日常なんだけど、その中での、ちいさな悲しみとか、悩みとか、幸せがリアルで共感できる。
    たくさんの人がでてくるけど、みんながイキイキと描かれてて、頭の中でしっかりイメージできる。1クールのドラマみたみたい!
    ちっちゃな幸せの積み重ね、大事にしなきゃです。

  • 最新刊だけあって今風の今時のお話。ひとつひとつの物語がとてもよく、読後感もいい感じ◎ただ惜しいのが、章ごとの主人公が前後つながっていなかったのでこの人は誰の誰だっけと読み返して把握していくのが面倒だった事。前後つながってたら すらすら読めてもっと入り込めたのになぁ〜

  • あーこーゆー人いるわって。面白かった。

  • 恋愛のお話。
    タイニー・タイニー・ハッピーで小さな小さな幸せ。
    本を読むときに、ちょっとでも嫌な予感がすると、起こりうる一番最低な、ショックな、悪いものと想定して読む癖がある。
    そういう癖がある人には、ぜひ読んでほしい。一話読むごとに、幸せな気持ちになれる。
    全体を通してみると、阪急電車とちょこっと似た雰囲気を感じます。
    ただ、途中ちょっと渋くて、最後がすっと溶ける甘さ、っていう印象です。
    それぞれのタイトルも大好き。

  • 飛鳥井千砂先生(@chisalatte)、三省堂書店有楽町店さん(@yrakch_sanseido)に感謝を。
    本当に小さい小さい些細な日常で、でそれがとても大切で幸せなこと。
    暖かくて細やかで、読後感はふんわり。
    ウォータープルーフ(のマスカラ)とか、ウェッジソール(のサンダル)とか小道具の使い方がピリッと利いてるかな。一編一編の主人公が男、女、男、女と巧く配されて旦那さんで始まって奥さんで終わるところとか、サブタイトルがみんなカタカナで統一されてるとか、そういう小さいテクニカルなところもなるほどと思った。
    あと私の場合、読むにあたって秘密兵器がありました。↑の、三省堂さんでいただいた応援ペーパー。すごくタニハピ愛に溢れていて、相関関係は目を回すほど複雑ではないけれど、確認するのにとても重宝だし、想像が膨らみました。どうもありがとうございました。

    ところで、ひとつだけ解決してないよね!? あそこ!
    どうなるんでしょう。続編が出る?? ちょっと気になりますw

  • 大人のための少女小説。
    映画化するにはこじんまりとしてて、連ドラ化するにはお金がかかるかしら、とか、そんなことを思いながら読んだ。
    この作家、これから売れていくと思う。

  • 大型ショッピングモールの、タイニー・タイニー・ハッピー(通称タニハピ)で働く人々の連作短編集。人間関係の難しさ、恋愛関係の拗れ、結婚出産と仕事の両立とか、大人ならではの悩みがリアルに描かれています。平成のお話なので、まだメールだし、時代背景はもちろん言葉の言い回しとかも、とても懐かしさを感じました。

  • ドッグイヤー
    北川徹
    北川が勤めている商社が経営する大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー」の名付け親。略して「タニハピ」。本社の商品管理。

    川野
    タニハピのオープニングスタッフに選ばれて移動になるまで、本社で机を並べていた同僚。

    北川実咲
    徹の妻。タニハピ内のメガネ屋の店員。

    大原
    かつての北川の上司。総務課長。

    小山理恵
    関西支店から異動。寝具売り場担当。

    森崎純一
    実咲の同僚。ジュンジュン。


    ガトーショコラ
    ゆう
    結城香織。高校三年間はファストフードでバイト、大学四年間はファミレスのウェイトレス。レストラン経営の会社に就職して、イタリアンレストランに配属になり、そこでもウェイトレスを四年。

    ジュンジュン
    森崎純一。斜め向かいのメガネ屋。

    みぃちゃん
    北川実咲。斜め向かいのメガネ屋。

    カズ
    相原。ゆうの彼氏。都内のデパート内にあるアパレルショップに勤めている。タニハピの店舗に異動。

    朝子
    ゆうと高校時代からの腐れ縁の友達。


    ウォータープルーフ
    智佳
    大女。同棲している彼氏とケンカして、兄の家に泊まりにきた。

    小山理恵
    川野と同期入社。思ったことをそのまま口にする。無神経。

    川野
    智佳の兄。飲み屋の帰りに理恵を家に誘って、キスしようとしたら顔を引っぱたかれた。

    大原

    智佳の彼氏
    イタリアンレストランの調理師。

    ユータ
    智佳の彼氏の弟。十九歳の大学生。彼女を妊娠させ、中絶費用二十万を彼女に請求される。

    酒井
    旅行品コーナーの責任者。


    ウェッジソール
    真壁笑子
    製紙会社で事務をしている。

    森崎純一
    笑子の彼氏。

    藤井加奈子
    笑子の親友。笑子とは高校と大学がエスカレーター式の女子校で同級生だった。高校生向けの塾で国語の講師をしている。

    義也
    加奈子の彼氏。

    谷川
    笑子の同期。

    弓子
    笑子の妹。

    北川
    メガネ屋さんの店員。


    プッシーキャット
    相原
    アパレルの店長。

    江藤若菜
    相原の向かいの店の女の子。

    菊池
    若菜の店の店長。相原の店とは同じブランドのレーベル違い。カジュアル版。

    香織
    相原の彼女。

    倉沢
    相原の店の副店長。

    みぃちゃん
    メガネ屋。

    持田
    カジュアル版店員。イギリスに留学するため辞める。


    フェードアウト
    坂本
    管理部門の女の子。

    小山理恵
    関西支店から十ヶ月前に異動してきた。

    北川

    川野

    原田
    紳士服売り場の後輩社員。

    大原
    バツ一。

    理恵の姉
    不動産会社の東京本社で働いている。

    寛人
    理恵の彼氏。理恵の姉が働いている不動産会社の関西支店勤務の後輩。

    樋口
    営業課の課長。

    奥村
    関西支店のときの小山の上司。課長。


    チャコールグレイ
    笑子

    純一
    メガネ屋。

    加奈子
    笑子の高校時代からの親友。

    北ちゃん
    純一の職場の同僚。

    ゆう
    レストランのウェイトレス。


    ワイルドフラワー
    ゆう
    香織。レストランのウェイトレス。

    カズ
    アパレル店の店長。

    みぃちゃん
    実咲。メガネ屋。旧姓安藤。

    斉藤
    実咲の大学の同級生。




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著者プロフィール

1979年生まれ、愛知県出身。2005年 『はるがいったら』 で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。11年に上梓した 『タイニー・タイニー・ハッピー』 がベストセラーとなり注目を集めた。他の著書に 『君は素知らぬ顔で』(祥伝社文庫) 『女の子は、明日も。』 『砂に泳ぐ彼女』 など多数。

「2021年 『そのバケツでは水がくめない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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