- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046002082
感想・レビュー・書評
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ある年齢になると先が見えてくるので、そろそろ片付けておきたいと思うもの。そんな時に、持たない暮らし、持たない生活と言われれば飛びつくな。
結局、必要なものはそれほどたくさんないものなのかも。
一度に減らしてしまうのではなく、様子をみながら減らす。そもそも家に持ち込まないようにすればそのうちいい量に落ち着きそう。 -
NHKアナウンサー時代は上品な方だった。80歳を過ぎて、毒舌のエリート。シンプルな生活をしている著者のモットーは分かり易いのだけど、なかなか難しくて実行できていない日本人の何と多いことか。著者によれば「シンプルに暮らす」とは捨てることではなく、「物を大切にすることだ」と一言!説得力に富んだ話が展開していく。ユニクロの魅力もシンプルさ、ベーシックにあるという!著者はバーゲンで安いものは買わない、ちょっといいものは買わない。ブランド品は買わない!著者の好みですべてを統一するとは、これは凄い自信だと思う。マンションの名前でシンプルなものは良いが、ややこしい名前のものは概してこてこてした装飾やつくりになっているという指摘には苦笑いである。
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シンプルに暮らすことについて書かれた本。
ミニマリストというより、好きな物を大切に使おうという考え方で、長年生きてきた著者ならではの視点で物と暮らすことについて書かれていたので新鮮だった。
筆者が旅の途中に出会ったエジプトの砂漠を移動して生きるベドウィン族のお茶会に招待されたという話が面白かった。
大量消費・大量生産に生きてきた我々にとっては、物を持つという欲望への執着を断ち切ることはかなり難しいことである。
しかし自分の暮らしや個性を守るためには、消費の渦の外に出ないといけないと思った。
【雑記】
最近よく「モノ」について考えることが多い。
昨年に引っ越しをしたのだが、昔から音楽が好きで、CDやレコードなどをかなり買っていたのだが、引っ越しを機に全てのCDやレコードを別の場所に預けることにした。
他に趣味のない私にとっては、CDやレコードを所有することは自分の中ではかなり重要なことであった。
しかし、あえてそれらと距離を置くことを決めた。
CDやレコードを預けてから半年経つが、音楽を聴くのにはSpotifyやApple Musicなどのサブスクリプションが有能なので、CDやレコードが手元になくても特に困ることがないことに気がついた。
そのことをきっかけに、今の時代において「モノ」を所有することの意味を考えるようになった。
20世紀の100年は「大量生産・大量消費」の時代だったと言われる。
しかし最近はデジタル化の進展を背景に、大量生産・大量消費の時代は終焉を迎えつつある。
昔に比べて家や車を買う人も圧倒的に減っている。
最近では「シェアハウス」や「シェアオフィス」「シェアカー」など個々に物を所有せずに空間や物を他人と共有することがトレンドになっている。
この風潮から見ても物を所有することを避けたがる人間が増えているように思える。
これからの人々の暮らしはどんどん「シンプル」になっていくと確信している。
自分の暮らしにおいても「シンプル」を取り入れ、身軽に生きて生きたい。 -
どっちかいったらアホほどものを買い込んでたセレブが「いいものを厳選」になったという感じの内容。まぁまぁ自慢も入っててタイトルとは趣向がちょっと違う感じ。持たないではないな。
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著者の主張が強く共感できなかった。
服も住まいもそれぞれ好きにすれば良いと思う。
自分の好みを皆そうすべしと押し付けるのは違うと思う。
最後まで読む気になれず半分からは流し読みで終わり。 -
著者の主張が強く、少し嫌悪感や違和感を感じざるを得ないという印象。時代に沿わない非効率すぎることを推進している箇所等も見られ、仕事を持ち働いているような人間には対応不能な内容も多く見受けられた。あくまでも著者の考える「持たない暮らし」を記した書籍。
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ちょっとよさそうだからと飛びつくのではなく、少しでいい。ほんとうにいいものを知りたい。