- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047361515
感想・レビュー・書評
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勝手にカラオケ上達のハウツー本的な感じと思って読んだけど違った。ほっこり系。
好きな曲と得意な曲は違うよって言われてはっとした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
聡実も狂児も可愛すぎ!
聡実の思春期の体の変化や、進路の不安や、特別に気にかかる変な大人への素直になれない反抗的な態度とか、すっごい可愛い。
そして、狂児の音楽教室に行けない、変な体面と、距離感バグる近さでぐいぐいくるのに、ヤクザと付き合う事の危うさを大人の視点でちゃんと見ていて、しっかりと線引きして離れた立ち位置にいるこのギャップは良き。
カラオケ屋で中学生のカラオケ教室。
そこから育まれる絆が、ゆるーい感じに描かれていて、読み終わったあと、ほっこり頬が緩んだ。
たのしかった! -
ヤクザと男子中学生とカラオケのミックス・・・お、面白い。
本屋でよく見かけていたので気になっていましたが、組のカラオケ大会に向けて中坊に歌のレッスンを頼むヤクザの話だとは思いませんでした。
綾野剛主演で映画化もするとのことで、どんな風に仕上がるのか楽しみです。 -
【あらすじ】
合唱部部長の聡実はヤクザの狂児にからまれて歌のレッスンを頼まれる。彼は、絶対に歌がうまくなりたい狂児に毎週拉致されて嫌々ながら歌唱指導を行うが、やがて2人の間には奇妙な友情が芽生えてきて……?話題の作品が描き下ろしを加えて待望のコミックス化!!
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いろいろぶっ飛んだ1冊です。ヤクザに絡まれても言いたいこと言う主人公の中学生・聡実くんはもちろんのこと、狂児も組長もぶっ飛んでます。というか、話の内容がツッコミどころ満載です。それでも何故かジーンとくる一冊です。
話の内容とは全然関係ありませんが、私は大学生のあるときまではカラオケが大の苦手でした。合唱コンクールみたいな、皆で歌うことは好きだったのですが、一人でマイクを持って皆の前で歌うという行為になると、他のカラオケ慣れした人と比べていかに自分がノれてないかを痛感してしまうのがすごく嫌でした。あと、歌っている途中で誰かが部屋を出ていくのが苦痛でした。こうやって書くと、単にプライドが高かっただけかも笑 それを克服できたのは、バイト先のメンバーとの飲み会でカラオケに行ったときに、たまたま歌った1曲を、当時の店長がすごく褒めてくれたからでした。本当に、その1曲を境に、世界がガラッと変わったのを覚えています。
大袈裟かもしれませんが、私はその後の人生の中で苦手なことにぶち当たったときには、このカラオケの一件のことを思い出して前向きな気持ちになるようにしています。そういう意味で、カラオケというものにはすごく感謝しているのです。 -
好きしかない。萌えすぎて苦しい。
絶対に有り得ないような設定だけど、妙に現実感があって、こんな世界も存在する気がしてくる。
恐いけど優しい世界。
とにかく狂児と聡実の2人が好きすぎるので一生カラオケしててほしい。
毎度の事ながら和山先生の描く男子中学生も中年男性も、本当に大好きです。
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相変わらず面白かった(笑)
ホラー漫画のような丁寧なコマ撮り的タッチと静かな空気感でヌルヌル忍びよる笑い…ほんとクセになる…。
ピュア思春期の悩める少年とブラック企業(笑)の悩めるおっさん…立場・年齢の取り合わせが絶妙です。
読後、必ず「紅」聴いてしまう。 -
発売後のクチコミで購入、ずっと積ん読してる間に映画化してしまい、映画からのファンになるのがイヤで急いで読みました。とても面白かったです。
濁ったゆるい空気感。声出して笑った。
悲観したり不幸に陶酔してしまいそうなタイミングで、ヒョイっと笑いで掬い上げるテンポが落語のよう。大阪弁のゆるさが良い、気持ちがスッと入ってくるよう。
BLは好きじゃないですが、この作品の名前の付け難い奇妙な関係性が良かったです。