- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047915060
感想・レビュー・書評
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内容は、ある理想的な状況では集団が出す判断は正しい、ということでしょうか。みんなの意見が正しくなる条件と成功例・失敗例などを実社会での実例や実験をとりあげて解説しています。
問題は理想的な状況を作り出す風土が、通常の集団には無いことですね。この本に書いてあるようなことをみんなが理解していないと理想的な集団にはなれなそうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「この本」は案外オモい
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これから読みたい本
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多様性の取り入れ方の解説
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多数決といった単純な仕組みが、実は一番効率的な正しい答えの見つけ方であるということが良く分かった。組織・チームは画一的な考え方のメンバーで構成すべきでないとの意見も頷ける。
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多様な人々がそれぞれ独自の考えを持ち寄って生み出した意見は、優秀な個人の意見よりも正しいことが多い。逆に、似たり寄ったりな人が集まった集団が下す判断は当てにならない。
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The Wisdom of Crowds=「集団の知恵」の原題のほうが内容を的確に表してますが、それだと売れないんでしょうね。多様性のある不特定多数ですね。そして個々はお互いに影響されないことが大事だと。
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『100人が100メートルを走った平均記録を計算したとしよう。平均記録が、いちばん速い人の記録よりも速いことは絶対になくて、確実につまらない記録になるはずだ。だが、100人が質問に答えたり、問題を解決したりするときには、平均的な回答が一番頭がいい人の回答と同じくらい、あるいはそれ以上に優れていることが多い。』