神様の御用人4 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1930
感想 : 148
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048652544

感想・レビュー・書評

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  • 今回は長編だった。
    簪をめぐっての人間模様が何とも・・・・浅い。ありきたりな展開で先が読めるにしても、もっと魅せ方があるのでは?と思う。

    気になるのが、作者の文体。
    どことなく有川浩っぽく感じる。

  • 面白かった。読み応えあり。

  • 短編連作だった今までの3巻とは異なり、歴史ミステリーの様相を呈し、大作となった今作。良彦の友達である身近な姉弟の物語も伏線となり、非常に面白かった。私がこのシリーズが大好きであるあたたかさはそのままに、著者の力量を初めて(笑)認識したような気がした。5巻以降も楽しみだなぁ~。

  • 神は人の営みには関わらない。だが人の想いがこの世への神を留まらせる力になっている。神とは言わないが自分の先祖を敬おう。まずはそこから。自分がなぜ存在していられるのか?今の日本がどうして平和なのか。

  • 2016/6/13
    今回は黄金の出番が少なくて寂しい。
    黄金が手を貸すことを自粛してたから必然的に。
    神様も色々事情はあろうけど、御用人にしようという子の切実な願いぐらい聞いてあげてもよかろうに。
    は?そんなん知らんしはよ御用やで
    って言うのはひどいわ。ぐれるわ。

  • 神様の御用人・良彦(フリーター)と
    狐神・黄金(モフモフ)が神様からの無理難題に
    奔走する助っ人物語第四弾。

    今までの短編構成とは違い一冊で
    一柱の神との物語を書いた長編でした。

    天道根命(あめのみちねのみこと)は
    毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に
    恐れを抱いていた。
    力を削がれ昔の記憶を失ってしまった
    天道根命からの御用は、その女性が
    誰なのか突き止めて欲しいというものだった。

    夢の女性が挿していたという簪を頼りに、
    良彦と黄金は天道根命が
    国造(くにのみやつこ)の祖として治めた
    和歌山へ向かう。
    そこで出会ったのは、良彦のかつての野球仲間
    達也だった。

    長編なので今までより神様の経緯や背後関係も
    じっくり描かれていて楽しめました。
    感情が表にでない穂乃香ちゃんとの距離が
    徐々に縮まっているのもほんわかします。
    個人的にはちゃらんぽらんな感じな
    大国主神の裏の仕事に驚きました。

  • やっと読み終わりました!

    長編です!
    何だか集大成のようなものを感じました。。
    もうちょっとで終わってしまうような、ですが…
    あとがきを読むと、次の巻のお知らせが(もうすでにあります!笑)

    終わってしまう気配がなくて、ほっとしています。。読むのが楽しみです☆
    ラスト一冊!やっと追いつきそうです^^



    今回は。。
    二千年以上前の神様の出来事を一つ一つ紐解いていくお話。。
    前のお話にもあったけど、力を削がれちゃうと記憶もなくなってしまう

    身内すらも忘れてしまうほど


    それがたまらなく
    もどかしく切ない。。


    ページを開いての最初の話は事故にあう前の出来事だったったことに、
    物語が進むにつれて分かった・・・
    こう繋がっていくんだなって。。

    もう全部が繋がってますね。。
    3巻のお話の黄金の心境のラストもこれで繋がった


    4巻で前の御用人が現れるのはビックリしました。
    それが身近な人だったなんて…不思議な縁ですね

    最初はどうなることかとヒヤヒヤしましたが
    最後良かったです。:゚(。ノω\。)゚・。


    本採用にもなって。。
    最後(了)と書いてあったから一瞬ドキッとしましたが(苦笑)


    おまけも良かったです。おまけを読む前に、
    須勢理毘売とケーキを作ったと言っていたので
    本編も気になりつつ、
    パウンドケーキの経緯も気になっていたので
    最後の最後で読めて良かったです!

    大国主神の正体も色々なからくりにも驚きました。。


    須勢理毘売のアドバイス。。ドキッとしました・・・

    穂乃香と良彦の今後が気になります!



    ずっと気になっていたのですが、1巻・2巻3巻と。。
    一番最初に子どもが出てくるのですが、しかも見えているらしく・・・

    もしかしたら二人の子どもなのでは!?と
    ふと頭を過ぎったのですがどうなんでしょうか??

    子どもと話している相手は黄金だったりして。。


    もしそうだったら、いつか二人も出てきたらいいな////
    黄金との関係縮まったかな・・・良彦。。

  • 今までの短編構成とは違い、丸々一冊で一つの作品という読み応え十分な巻でした。
    登場人物がそれぞれ大きな悩みを持ち、感情的に話しを遮ったり、うまく纏まらずその疑問を後回しにしたりと読んでいてやきもき。
    悩みのない人はいないけど、みんながみんな悩みを抱えていて、それがこの巻に関係しているとなるとややこしくもあるし、京都と奈良を行ったり来たりして落ち着きもない。早く解決してる姿が見たいのにー! とスピードを上げて読み進めました。
    気のせいでなければ、物語の端々にいくつかのフラグが立っているよね。今回みたいに長編が出てきたら物語の終幕に近づくとかありきたりな感じに進んでしまうのだろうか。

  • シリーズ初の長編。
    良彦の過去に触れる部分もあったし、今までと違う魅力があって面白かった。
    次も楽しみ。

  • 今回は丸々一冊簪をめぐる御用の話。
    覚えのない簪を差し出され、その簪の持ち主だったかもしれない夢の中の主を知りたいというなかなか無謀な依頼。
    しかも紀伊の国造の祖である天道根命(あめのみちねのみこと)の依頼をちゃんとこなせるかどうかで良彦の代理御用人からちゃんとした御用人に昇格するという裏事情付き。
    穂乃香ちゃんとの距離も縮まりつつあるのが微笑ましい。

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著者プロフィール

第17回電撃小説大賞で<メディアワークス文庫賞>を受賞。「空をサカナが泳ぐ頃」でデビュー。

「2023年 『神様の御用人 継いでゆく者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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