とらドラ!〈8〉 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1403
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048671705

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  • 波瀾万丈の8巻。今までそれぞれで我慢していたもの、隠していたもの、触れられずにいたものが、噴出して嵐となる。北村の天然ばりの鈍さ、大河の密かな決意と人知れない想い、竜児の心、実乃梨の想いと苦悩と傲慢さ、分かってしまう亜美のイラつき、能登の考えと摩耶と奈々子の行動。それぞれがそれぞれで考えて動いてこんがらがって隠し事をして、どうにも身動きとれなくなってしまったり衝突したり。今まで表面的に調和していたものが、体裁を保てなくなってきた。大河と亜美のケンカは日常だし、竜児と大河のケンカはじゃれあいだし、お互いをある意味信頼してて分かってて噛みつき合っているだけ。でも今回の喧嘩は違う。亜美と実乃梨のケンカはガチだし、男性vs女子のケンカはじゃれあい馴れ合いでは済まない。大河達は、顔が身長がとくだらないことで悩んでいたあの時が懐かしく思えるのだろうか。

    実乃梨の想いを知りたい。何故頑なに竜児の想いを認めようとしない。なかったことにしようとする。なせか。大河がいるからか?親友の好きな人だからか?一言「友達としか思えない」と竜児に言ってやればいいじゃないか。なぜ本音に触れるのを恐れる。傲慢を自覚しておいて。

    みのりんの想いを、知りたい。9巻へいく。

  • とらドラ8

  • 第8作品目

  • 話の展開上しかたないところではあるが、ぎすぎすした雰囲気が何とも言えない読んでいて疲れる巻であった。
    さまざまな人物の思惑が重なりあって、生々しい物語になっている。

  • 竜児がぐだぐだしていて本当に腹が立つ

  • 待ちに待った修学旅行。
    行き先が沖縄から雪山に変わってしまったのは不幸としかいいようがありません。
    しかも、いちど堰を切ってしまった亜美の苛立ちは、納まるどころか歯止めがきかなくなって、もつれた人間関係は悪化の一途を辿るなんて。
    せめて修学旅行中に仲直りできていれば、青春のいい思い出になったろうに。
    いろいろあったけど、大河が無事で何よりだ。

  • 7巻の急展開から、修学旅行編な8巻。

    前巻で大河ちゃんの気持ちを知ってるものからすると、離れよう身を引こう自立しようという大河ちゃんの気持ちがわかるだけに、竜児くんの鈍さにイラッ・・・としつつも(しょうがないんだけど!しょうがないんだけどさ)読み進めることに。
    気持ちの掛け違いがなんだか切ないなあ。
    竜児くんが好きな大河ちゃんと、それを知ってて竜児くんに告白させない(のであろう)みのりんと、それを気付かなくて告白さえさせてもらえないことに落ち込む竜児くんと。あと、柄じゃないって自分でも分かってるのに、その矛盾を追求しちゃう亜美ちゃんと。
    みんなそれぞれいい子なだけにどこを応援すればいいのかわからないぜ!
    そして大河ちゃんの気持ちを知ってしまった竜児くんはどうするのか。
    みのりんはどう出るのか?
    ああぁあ、次の巻が気になる・・・!!
    しかし最後のみのりんの行動まで読んでしまうと、切なくなるな・・・。

  • 修学旅行の話。女子達の本音が喧嘩を通して垣間みれる。そして大河の遭難。大河の本音も竜二にはわかってしまう。にしても、7巻と続けてみのりんがかわいそう。

  • ぐっはああああああああああああああああああ。

    て言いたくなる展開。

    なんで人間は素直になれないんだろう。

  • 9784048671705  279p 2008・8・10 初版

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著者プロフィール

作家

「2023年 『心臓の王国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹宮ゆゆこの作品

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