とらドラ10! (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.12
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本棚登録 : 1438
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048675932

感想・レビュー・書評

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  •  家族の調和と再生という、これまでの本筋とは少し外れたテーマでラストを迎える。これ自体、主役二人の葛藤の源泉でもあったので、十分なテーマとなりえたのだが、いかんせんとってつけた、という気がしないではない。
     このテーマで〆るなら、続編ないし新たなキャラクターで著者の思いを読んでみたいところではある。
     「とらドラ」としては、前巻+実乃梨・亜美の葛藤の終幕でラストでよかったようにも…。

  • 並び立つ虎と竜の物語、完結です。
    プロポーズシーンはベタですが、お互いの気持ちが爆発したようで、スカッとする展開でしたね。
    泰子と竜児のわだかまり、そして、泰子と両親のわだかまりも、良い方に向かってホッとしました。
    全部望んでやる、と開き直った竜児は人として一回り大きくなったように思います。
    ただ、個人的にはメインキャストの面々、櫛枝、北村、川嶋らのその後が気になります。特に川嶋は損してばかりなポジションだったので、楽しく笑っているシーンが見たかったですね。
    アニメやスピンオフ作品ではその辺り描かれているんでしょうか。機会があればチェックしたいです。

  • これは……言葉が出ない。感動だなんて安い言葉で表したくない。10巻続いた虎と竜の物語、ここに完結。1巻を読んだ時にはここまで人間関係が深まって絡まるなんて思わなかった。人は人とぶつかって傷つけずにいられなくて、でもそれだけじゃない。確かな何かを受け取った気がするのに、言葉に表せない。大河と竜児の日常は続いていく。大河は新しい家族に馴染めないかもしれない。竜児の家はお金が足りなくて進学を諦めることになるかもしれない。それが仕方がないとは言えないし、悔しくて悲しくてどうしようもない夜があるかもしれない。それでも奇跡みたいな仲間がいてくれれば、歩いていけるのだ。

  • 最後まで、完走できました。

    とらドラは、ライトノベルらしく、文章が軽くてよかったです(*゚▽゚*)

  • 10作品目。

  • 前巻であんなことになってしまったが、丸く収まってよかったというのが読み終わって最初に感じた感想。
    周囲の環境はほとんど変化しないままに、泰子と両親の関係、大河と母親の関係がうまくいったこと。そしてなによりも竜児と大河が大団円を迎えることができてほっとした。やはりハッピーエンドは良いものだ。

  • ほぼ竜児視点の話ではあるけれど、なるほど「とら」と「ドラゴン」の物語だった。痛くて苦しくて、それでも求めて求めて、求め続ける恋のおはなし。幸せになれよ!!

  • 一先ず、綺麗に収まるべくところに収まりましたね。
    この先は平穏無事に、とはいかないだろうけど、北村、亜美、実乃梨という友がいれば頑張れるでしょう。
    そして、それはみんなにも言えることです。
    生涯の友を何人も得られるなんて、自分もそんな青春を過ごしたかったな。

  • 全10巻、楽しんで読み進めてきたが、結末は今一つ。竜児と大河がいきなり駆け落ちというのも強引だが、櫛枝実乃梨、川嶋亜美それぞれの気持ちが腑に落ちないまま終わって消化不良の気分。竜児と大河がこんなふうにベタベタになるのも重い。
    『ゴールデンタイム』は進行形で読んでいるが、こんなふうにならないように希望。

  • 本編完結。
    アニメとは終わり方が違うんですね。

    こっちの方が好きかな。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『心臓の王国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹宮ゆゆこの作品

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