ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2015年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048692717
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
一気読みしました
どうして人って狭い世界の中に取り込まれてしまうんだろう
逃げればいいだけなのにって思うけど、この本を手に取ったということは私もきっと狭い世界からでられなくなっているから
生きていれば、、どうにかなる
ってわかっているのに、がんじがらめになっちゃうんだよね
どこまでも逃げる勇気を持つこと
逃げてきた人に居場所を作れたらいいな
-
相談できる人が周りにいることが、どれだけ有り難いか気づかされる作品。家族だっていい。公園で出会うおばあさんにだっていい。
仕事だけでなく、私情なことであってもバランスがとれなくなった時。
転んだっていい。
恥じなくていい。
包み隠さず放てSOS。
そんなメッセージを受け取った作品。 -
タイトルから、さらっとした軽めのお話なのかなと思っていたら、ズシンと重かった。
「ちょっと今から仕事やめてくる」
そのセリフが言えたらどれほど楽になれるか…
そう思いながら毎日働いている人が、今の世の中どれくらいいるのだろう。
「会社辞めるのと、死ぬのと、どっちが簡単?」
正常な心理状態なら、答えはわかりきっているはず。
でも、どうしようもなく疲れ切って、ふらっとそちらの方に向いてしまうのか…
駅のアナウンスやテレビのテロップで流れる、人身事故のニュース。
そのたびに、何とも言えない気持ちになる。
真面目な人ほど自分を追い込み、逃げてはいけないんだと思って頑張ってしまうのだと思う。
母親が電話で主人公に話した言葉に、胸が一杯になった。
もちろん食べて生きて行くためには働かなくてはいけないけれど、
環境を変えるだけで楽になれることもあるはずだし、
それは逃げることでも負けることでもないと思う。
これはお仕事の話だけれど、それに限ったことではなく、
生きていくって大変なことがたくさんあるし…
自分も物事を突き詰めて考えがちなので、
「まぁいっか」と肩の力を抜いてみることが大事だと改めて思った。-
うさこさん、お元気ですか。
コロナで世界中が大変な時代になってしまいました。
自粛期間中は本をたくさん読もうと思いましたが、3冊しか読め...うさこさん、お元気ですか。
コロナで世界中が大変な時代になってしまいました。
自粛期間中は本をたくさん読もうと思いましたが、3冊しか読めませんでしたし、レビューも書いていません。
どげんかせんといかん!!
と思い、昨年夏の「イタリア旅行」お決まりのハプニングをこの本のレビューにかこつけて
「ちょっと今からイタリア行ってくる」
というタイトルで書いてみました。
是非お気づきになり、お読みいただければありがたく。<(_ _)>youtubeのフォトムービーもあります。ではまた。<(_ _)>2020/05/22
-
-
思い出すことはない
忘れられないのだから -
青山とヤマモトの奇妙な関係。うまくいかない時は思考が停止しがちだけど、話を聞いてくれる人がいると救われるかな。
-
昔も今も大なり小なり会社員になると不満やらストレスはあるものですが、
最近は、雇われているから会社という組織の枠に収まらなければならない、それが社会人だ。という雰囲気は少しは、変わってきたでしょうか。
主人公のいう
「自分の人生は自分だけが変えられる」
素敵な言葉だと思います。
会社を辞めるのは確かに簡単なことではありませんが、辞めることで自分を取り戻すことができ、また新しい一歩を踏み出せる。これもまた事実だと思いました。
生きているからこそ見える景色があると思います。
元気をもらえる勇気づけられるそんな本でした。