小説家の作り方 (メディアワークス文庫 の 1-4)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.62
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本棚登録 : 929
感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048704731

感想・レビュー・書評

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  • 「この世で一番面白い小説が読みたい」と思った天才の作ったAIが暴走?して、主人公の小説家に小説の書き方を教えてもらう話。
    結局ずっと顔を合わせてた紫依代はロボットという事で良いのかな?

    「自立してるけど自我が無い」というAIのむらさきが、ハーモニーという小説の「思考を合理化させ過ぎて意識が無くなった人間」というのに重なった。

  • ラノベ作家に、この世で一番面白い本のアイデアがあるから小説の書き方を教えてくれというファンレターが届くお話
    ここで言う「この世で一番面白い本」とは今出版されている中で一番というものではなく概念的なものらしい

    物語の途中まではのほほんとしたいかにもラノベ的展開なんだけど、最後のあたりでぞっとする瞬間があった
    シンギュラリティもそう遠くない気がする


    この世で一番面白い小説を書くためには10万冊読んで1万冊書くといいらしい
    1万冊書くのはもう無理として、5万冊読むのも無理かな

    ちなみに僕が今まで読んだ本を記録に残している分だけで約1000冊
    記録していない分は期間でいうと20代のころなので単純計算で1000冊
    これからも年間100冊程度読んでいくとして定年までで合計4000冊
    ってか、5000冊すら無理じゃね?
    マンガを含めたとしても2万を超える程度で、5万にすら届かなくね?
    そう考えると、世の中の物語の数って半端ねぇなぁって思う

  • 初めてきたファンレターで出会った女の子に
    世界一面白い小説のために、書き方を教えてくれ、と
    お願いされた。

    読む事はできるが、文章は書けない、という少女。
    登場人物は、主人公と担当者と少女。
    後半になって、若干一名増えますけど
    中々にすごい騙し方でした。

    言われてみれば、確かに恥ずかしい。
    意識があるからこそ、の結論ではありますが
    言われて納得、でもありました。
    こうやって成長が感じられるんだな、でした。

  •  予想外の話の展開だった。
    ミステリ風のラブコメかと思ったら、SFな話が終盤出てきて、驚いた。

     ストーリー的には面白かった。

  • 小説の書き方を教わる美少女が実は…。まさかのSFだった。誰が読んでも面白い小説なんてあるのかな?逆に読みたくなくなるあまのじゃく…。

  • 『アムリタ』『舞面〜』『死なない生徒〜』の中では一番完成度が高いと思います。
    オチも含めて綺麗に纏まってる。

  • 小説の書き方、ではなく、小説家の作り方。終わったと思ったらひっくり返される。奇抜な設定なのに読みやすい。

  • 後半の展開がもう、アクセル全開という感じ。ロボット?科学的な用語をたくさん詰め込んでくるので、頭がパンクしそうでした。紫依代や在原露などキャラクターは良い感じだったけれど、内容が追いついていない気がしました。もちろん、面白くなかったわけではないですが、派手な展開にしようとして空回りしたみたいになっていた。

  • 普通なラノベミステリーかと思ったら、思わぬどんでん返しと伏線の利用に驚かされる。
    確かに、無理やり感はあるが、素直なら楽しめる。

  • 「(映)アムリタ」が面白かったので、この著者の別の本も読んでみた。

    やはり面白い。

    アムリタほどの衝撃はないが全体的なテンポやストーリー展開、キャラ、オチなど楽しめる。

    他の本も読んでみよう。

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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