紗央里ちゃんの家

著者 :
  • KADOKAWA
2.94
  • (15)
  • (25)
  • (73)
  • (27)
  • (19)
本棚登録 : 309
感想 : 81
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737241

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 叔母さん家に父と2人で泊まりに行ったときの不気味な出来事。

    叔母さん夫婦と一緒に暮らしているおばあちゃんは風邪で突然亡くなったと聞かされ、従姉妹の紗央里ちゃんは行方不明になっていた。

    様子がおかしい叔母さんたち、毎食カップ焼きそばを食べさせられ、家は異様に臭かった。

    お風呂場で偶然、切断された指を見つけた僕。
    それから家の中を探すにつれて出てくる歯や舌、手に足、冷蔵庫に入っていたおばあちゃんの顔。

    死体を探し回っている僕に気づいた叔母さんに振るわれた暴力、
    帰りの車に中にいた紗央里ちゃん。

    叔母さんの家にあった10本の指と、1本の指の謎。

    ホラーだった。ホラーって不可解な感じだけど、なんともすっきりしないような。。。

  • 怖い、怖い。
    でもちゃんとしてる。
    面白かった。

  • なんとも言えない気持ち悪いお話でした。
    すごい違和感のある展開だと思ってたけど、巻末の選評に「異常の視点から異常を描いている」とあって納得。
    殺されていると思った紗央里ちゃんは逃げてましたって最後に出てきたし、まともな人だと思ってた父親は最後にろくでもない人だったってことだし、叔父や叔母はもう最初っからアレだったし、おじいちゃんはいろいろ諦めてた感じだし、主人公の少年も何故か淡々と探りだすし、姉もなんかおかしいしという感じで、すべてが異常でした。
    なんとも気持ち悪いけど、妙に引き込まれる作品でした。

  • 気持ちが悪い。
    登場人物も、物語そのものも。
    ただ、ラストのお父さんの「どおおおおでもいい」は
    えぇー!?と思いつつも
    人間誰しも少なからずは持っている黒い部分を
    顔面に叩きつけられたような気がした。

  • 登場人物みんながとにかく気持ち悪い!
    でも、これが癖になるー!!!
    でも、好き嫌いが大きく分かれそうな感じですかね。
    好きな人はめっちゃすきだけど、
    苦手な人はとことん受け付けない感じがしますね。

  • 耳痛いよォオオオ!!
    冷蔵庫にバラバラ死体は鉄板

  • かなり怖いけど気分が悪い話。子供の狂気と不条理な雰囲気が新鮮な感じがしたけど、ところどころ冗長なのと警察とのやりとりが現実から飛びすぎててやや萎えた。閉塞感&グロは近年のホラーの1典型になりつつある気が。

  • めっちゃ怖いし気持ち悪いけど所々すごい笑えた。踊ってごまかしたくなった とか 法律って! とか。こんな異常な話を読んで笑うって変?と思ったけど意外に正常だとおもうんでまあいいです

    作者のひとはバランス感覚がすごいなあと思った。あとホラーがだいすきなんだろうなとも

  • 異常。
    不気味というか、ぬらぬらと全て気味が悪い。
    状況も周囲の人々も。
    最後まで謎は謎のまま。

  • ひえー怖い怖い。
    全員おかしいです。

全81件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

武蔵野大学在学中の2006年、本作で第13回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞してデビュー。

「2008年 『紗央里ちゃんの家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

矢部嵩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×