もえない: Incombustibles

著者 :
  • 角川書店
3.23
  • (30)
  • (94)
  • (225)
  • (48)
  • (6)
本棚登録 : 763
感想 : 166
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738163

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • もえない…たしかにもえないのだけど
    推理小説としての犯人確定までの流れが今までのワクワク返せ!的なものでした。
    でもそれを抜かせば読みやすい!

  • 久しぶりに森さんが読みたくなり
    表装が可愛かったので読んでみた作品

    半分位まで淡々(ダラダラ)と話が続き
    いきなり「え?」って展開になり
    最後は「何だったんだ…?」って感じで終わりました

    例えば天使か悪魔かって話とか最後のもえない話とか
    そう言う考え方があるのか、なるほどね
    と思える所は新鮮だったし好きだけど
    どうもはっきりしないで終わった所が多くてモヤモヤ

  • 自殺したクラスメートが持っていた自分の名が刻印されたネームプレート。何故彼がこんな物を持っていたのか気になり調べているうちに、忘れていた過去の事件がよみがえる。


    ひらがなで「もえない」。物理的に燃えないのか、気持ちが熱くならないのか、いや、萌えないなのかも・・・な~んて思いつつ読見始めたのだけれど、どっちの方向に進んでいのか良く分からない。でも、なんとなく不穏な空気が漂う感じ。
    話自体が楽しいものではなかったし、終わり方もなんだかすっきりしなかったな。犯人の心情とか、もっと知りたかったんだけど。
    ジュニア向けの感じかな。

  • 期待しすぎたかしら・・・?

    さっぱり面白くありませんでした。
    複線いっぱいだったけれど、「あぁ、そう・・・」って感じだったし。
    私が理解できてないのかしら?

    姫野って名前とキャラクターの安直さにもがっかり。

    夢に現れたでっかい顔は『銀魂』のマダオのハイジにしか思えず、苦笑してしまったし。
    (ごめんなさい、じゅんちゃん)

    夢と現実のごっちゃになり方が中途半端なSFっぽくて・・・残念。
    温室の百合って、もっともっと濃厚濃密な世界を作れると思う。

    まあ、なぜ人は全て燃えて無くならないのか、○○はもえないのかの件は良いと思ったので☆2つ。

  • 森博嗣作品によくある、先生の頭がよくてさらっと書けてしまうがゆえに深みにいまいち欠けるという印象(←実際はどうか解らないし、甚だ失礼な話ですが、あくまでわたしの印象)の作品…
    読んでいて続きが気になってすいすい読んじゃうし、面白いのだけど…なにかが…。

  • 私はあんまり好きではないです。
    全体的な雰囲気としては悪くないと思う。
    スラスラと入ってくるし、それなりにドキドキするし。
    登場人物の高校生達の様子もそれっぽいし。

    でも、どこか筋に無理を感じる。
    謎解きも微妙だし、無理やりに感じてしまった。
    途中までの感じが良かっただけに、余計にそう思うのかな。

    タイトルとラストを決めて、お話を作ったのかなぁ、と思いました。

  • クラスメートの杉山が死に、僕の名前を彫り込んだプレートを遺していった。古い手紙には「友人の姫野に、山岸小夜子という女と関わらないよう伝えてほしい」という伝言が。しかし、その山岸もまた死んでしまったらしい。不可解な事件に否応なく巻き込まれてゆく僕は、ある時期から自分の記憶に曖昧な部分があることに気づき始める。そして今度は、僕の目前で事件が―。

  • クラスメイトが死んだ。彼の遺品の中に自分の名前が刻まれた金属のプレートがあった。何故か気にかかって彼の死の原因を探る中、主人公は忘れていた記憶と対峙する。

    図書館で借りて読了。

    表紙がかわいらしいのでそのイメージで読むと痛い目を見るような。テーマは題名、引用の通り一貫しているなぁと。
    記憶を取り戻す過程が臨場感があると捉えるか間延びしていると捉えるかは紙一重かな。
    主人公の学生らしさ、青春時代らしさは微笑ましかったのだけれど、それと森作品らしい温度の低さが自分の中ではあまり噛みあわなかったかも。

  • スカイシリーズ以外の単行本は全部読んでると思っていたが・・漏れてました。高校生を主人公にしての単発で、久しぶりの森ミステリーなだけに展開の粗が気になる。ラストも期待外れ。森さん、ミステリーについては行き詰まり状態だったんじゃないかな~、これは伏線かと注目した部分が流され、予想外というより無理な線で納まってしまった。折角のキャラが通行人並だし・・もしかして、シリーズ化で生かす予定だったとか(笑)

  • わたしの知っている「森博嗣」ではないなぁと感じた作品。

    途中までなんとなく入り込めなくて進まなかったのですが、最後1/4くらいはすごくスピード感があってあっという間でした。
    森先生は、人の内面のなんとも言えない変化を言葉にするのが上手いと思います。あと、危機的場面の描きかたも上手い。ドキドキさせられます。

    最後の1ページが、いいです。

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×