俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1180
感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868877

感想・レビュー・書評

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  • 何書いてもネタバレっぽいような、或いは読者からすれば最初から分かっていたことのような…それを整理する巻だったように思います。

    加奈子のししょーは相変わらず誰よりも黒いのではないかと思いますわ…。最終巻がどのようなエンディングを迎えるのか、楽しみです。

    月並みなものでないことを祈ります。

  • 後付け設定なのか伏線だったのか知らんが「冷戦」の理由が明らかに……
    そして桐乃は真性●●●●だった?!
    おそいかかる姑・地味子に桐乃ちゃんは勝つことができるのか!

    前巻に引き続き、あやせと黒猫のSMシーン収録 噛ませ犬同士お幸せに〜(*^_^*)

  •  初版読了。



     前巻からの「ヒキ」から一体どのような展開が待ち受けてのドタバタ劇になるか…と、期待しつつ、読み始めてビックリしました!


     ここにきてまさかの「エピソード0」的内容でした。


     そしてこの過去編に登場する新キャラが、多かれ少なかれ主要人物たちの「現在」の有り様を形成するキッカケになる展開は、グッとひきこまれました。

     なにより非常に読みやすくおもしろかったのです☆


     おもしろかったのですが…なぜ新キャラが、ドロップアウト的な生活に陥ったか(説明はあったものの)もう少し具体的エピソードとしてふくらませて欲しかったのも事実。


     それでなくても、充分、本の厚みを感じたので(エピソードが存在していたけれど)、ページ数の加減で割愛されてもおかしくないよなあ…とは感じました。



     というわけで、過去編が中心だったために「ごくわずかな主要登場キャラ以外の、レギュラーキャラたちの活躍は次巻に持ち越しかあ…」と、思いつつ、あとがきを読んでいたのですが…。



     爆弾は最後にいくつも用意されておりました。それはあとがき後に怒涛のごとく準備されておりまして…「これはまさか…」と思ったとおりの締めくくりでした。


     どうやら次巻が最終巻のようです。


     いつ発売されるのかはわかりませんが、アニメ放送の二期が来春から放送予定であることを考えると…おそらく次巻までをも含めた内容がアニメ化されることは濃厚かと予想できます。それも楽しみの一つではあるのですが…。



     サブカルチャーをこれでもかと盛り込んで、東奔西走する主人公の一喜一憂を中心とした群像劇も次巻が最終巻となると寂しいと感じつつも、一体どんなエンディングで締めくくるのか興味を持って「その日」がくるのを楽しみにしております☆

  • 最終巻1歩手前の過去話回。これまでの経緯から桐乃と京介の昔話はそれほど意外な展開ではなかったけれど、ライトノベルのテンプレであるいわゆる“やれやれ系主人公”に肉付けと必然性を付与したことで、キャラ描写にぐっと厚みが増しました。過去篇に重点を置きすぎたせいで、前巻の引きとなったあやせの告白結果が信じられないくらいさらっと流されているのは物足りなさを感じなくもなし。全員ライバル!恨みっこなしの総告白!に突入しそうな雰囲気ですが、まあ順当にあの娘を選びつつ、「それでも振り向かせてみせるわ」的な準ハーレムエンドに落ち着いて完結かな?

  • 桐乃が何故こんなにも京介のことを嫌っていたのか。昔話をしながら、本当のことがわかってくる。


    いよいよ最終巻に向けて動き出したこの巻。
    まぁ、ラノベだし細かいことは言いっこなしで(笑)。

    黒猫推しとしてはいい感じにまとまってほしいけど、
    登場人物多すぎてこれうまくまとめれんのかが心配。

    登場シーンは平等にお願いします!

  • 11巻読了。
    次巻で最終回が明言されています。
    三角どころか5角6角関係でぎゅわっと収束に…
    綺麗にまとまることを祈ります。

  • 最終巻に向けての飛ぶ前の助走。緩急の「緩」。そんな巻。

    桐乃と麻奈実、京介の話し合いと昔話で11巻は幕を開ける。ラスボス麻奈実の登場です。1巻当初は、仲の悪い兄妹がよりによってエロゲーを通じて仲良くなる物語ただそれだけだったのに、一つの青春物語になっている。今回いきなり登場した女の子だって、ご都合主義とは思わせない。誰が京介のパートナーになるのか、告白の前哨戦だったのかな。最終巻に向けての補完という意味では必要だった。とは思うものの、オタク成分は少なくギャグは薄め、想い出話が中心で緩やかな刻が流れる。
    あとがき前の麻奈実のエピソードでゾクッときた。最終兵器・麻奈実さん登場です。京介は黒猫と結ばれて、麻奈実が見守って、桐乃が義妹として時々遊びにくる、そんな関係が理想。麻奈実もよく支えていると思うけど、あの黒猫の健気な気持ちを捨てられない。今度は京介が頑張る番だ!
    どの登場人物もいとおしい。本当に、素敵な物語を紡いでこられた筆者は幸せものだと思う。最終巻、待ってます。じっくり錬って幸せな物語にしてください。

  • 今回の俺の妹は京介と桐乃の冷戦がどのようにして起こったのかという事を遡る話。京介が今とは違ってかなり背伸びをしていた事、背伸びを止めて今の様な形に収まった理由、麻奈美の様なほわわんとした性格の娘が本気で怒ったら一番怖いという事、後は京介が桐乃を「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」と評している事等、色々と得心させられる内容でした。相変わらず文章が痛いしきついけど次回で全てが終わります。最後まで見届けようと思います。

    ※ここからは個人的な意見として

    この作品に描かれている事は限りなくノンフィクションに近いフィクションだと思ってます。特に偏見やいじめの描写はかなりえげつないですが、これが実際に起こっている事なんでしょうね。大津の件も然り他の所でも。そしてこれは子供の世界だけじゃなく大人の世界でもたくさん起こってます。不謹慎だって言う人も多いとは思うのですがこれを読んで読者がどう思うのかという事が大事なのではないかと感じます。癖のあるライトノベルというカテゴリではありますが多くの人にこのシリーズを一読してほしいですね。その価値は十分にあると思います。

  • まさかのあやせオールスルー。主人公と桐乃の過去回でした。
    前半はさすがにその設定は無理があるんじゃあとか思いなが読んでたけど、後半に入って怒濤の修羅場ッぷりというか、人間関係をごちゃごちゃにして次巻へとつないだのでよかったです。
    しかしこの人数を次の一冊で捌ききれるのだろうか。不安でもあり、楽しみでもある。

  • 過去の伏線の解消。
    そして、次で解決、なのかな。
    面白かったよ!
    続けて読んでて良かった。

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著者プロフィール

電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』著者。

「2022年 『エロマンガ先生(13) エロマンガフェスティバル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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