俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1180
感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868877

作品紹介・あらすじ

「あの頃のあたし-お、お兄ちゃんっ子だったの」。引っ越し祝いパーティの場で交わされた"約束"を果たすため、田村家を訪れた俺と桐乃。話し合いは、やがてそれぞれの過去話になっていって…「仕方ないことなんかなぁ、この世に一個だってねーんだよ!」「学校に行ったら負けだと思っている」「その謎のペットボトルは…まさか…おまえ禁断の行為を…!」「『凄いお兄ちゃん』なんて、最初からいなかったんだよ」「そんなことで、お兄ちゃんを嫌いになるわけないじゃん」「だから。あたしは、あんたのことが嫌いになったんだよ」。兄妹冷戦の真相が、ついに明かされる。重要エピソード満載の第11弾。

感想・レビュー・書評

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  • あと一巻で終わりか、長いような短いような。。。

  • このシリーズにしては珍しく終始シリアス!
    話は過去に飛ぶわけですが、桐乃がむちゃくそ可愛い!!!
    桐乃と麻奈実、高坂兄妹の各々の衝突の理由が判明し、最大とも思える謎なため、結構スッキリしました。
    新登場人物が現れるのですが、この方なくしては過去は語れないな……
    京介は反抗期やら何やらだったのかな?← とも思ったり。
    誰もが1度は通りそうな道を京介も通っていたと感じました。

    そしてそれが終息しても「まだまだこのシリーズは終わらない」とばかりに色々ラストにぶちこまれ過ぎていて、驚くばかりでした(笑)

  • アニメの二期が控えているのに次巻が最終巻と宣言するラストは潔くてよいのですが、全体的に「俺妹」っぽくない別の作品のようです。

    今回の新キャラと兄貴の交流がメインで、なんだか普通の児童文学的なテイストです。
    表紙を見ると京介と桐乃の回想がメインかと思いきや肩透かしです。
    しかし、これで過去の伏線は全て拾ったということらしいですね。物足りないですが。
    それにしても、ラストに向けて京介のハーレム構成員達が臨戦態勢に入っていくところが、少々食傷気味ですね。
    もう、このハーレム展開を止められないのでしょうが、初期の俺妹の楽しさが全くなくなっていると感じるのは私だけでしょうか。

    とりあえず、最後まで付き合おうと思います。

  • 昔話長すぎや。
    あやせやと思ってた期待を裏切られたし。
    なんか、あかん終わり方する気がする。

  • 試験も終わり、約束を果たしに幼馴染の家に。

    そして語られる、3年前の話。
    確かにこれは熱くてうっとうしい、かも?w
    しかし人を思いやる、ではなく、自分の好きなように、で
    行動している分、まだ分かりやすくていいかも知れません。
    こうまで行動できるのが凄いのですが。

    分かりやすい現実に、分かりやすいクラスメイト。
    こうなれば当然矛先が行くものですが、言うだけで
    後何をしましたか? という感じでもあります。
    自分は悪くない、と言っているようなものでもありますが。

    中々に濃い話ではありましたが、衝撃の事実が…!!
    うんまぁ若干そんな感じはしていましたけども。
    これ、どうするというか、どうなるというか。

  • 一方は過去のことなので実質、真奈美のターン(反撃の狼煙を上げる)。でも、この展開の先にある結末を十分に予測した上で戦いに望んでいるのではないか(『物語』シリーズの羽川翼みたい?)。勇気を出して、10巻分も抑えてきた自分をやっと解放する彼女を応援しないわけにはいかないでしょう。

  • この巻がなければ、おそらく毒にも薬にもならないラブコメ作品になったのだろうな、それゆえ、こういう話(作りすぎの感はあるが)が読めてよかったなと。格好いい兄に憧れる妹、それが成長とともに裏切られていく、という構図は、これまでも種々の作品で描かれてきた。本作では、このモチーフに、兄妹双方のディスコミ、それを知っている友(しかし、その友も全部の状況や感情を知っているわけではない)の存在で、新味を加味しているのかなと。まあ、麻奈美嬢にしか泣き顔を見せられていないのなら、答えは自ずから一つしかないように思うが…。

  • 12月、田村屋の手伝いをする桐乃。
    クリスマス限定商品を売り切る。
    実は真奈美との話をするために京介と一緒に田村屋にいた。
    お兄ちゃん子だった桐乃。
    京介と仲違いしてしまう前に戻るため。
    真奈美と険悪な状況を打破するため。

    京介中三、桐乃小六。
    京介はお節介を焼いて、クラスメイトを学校に連れてくるという。
    櫻井秋美というクラスメイト。
    ゲーセンにて幼き日の瀬菜とバトルって。
    アイドルのような格好で、音ゲーでダンス。
    こけてニセ乳が取れるハプニング。
    放課後に伺ってもゲーセンでしか会えない。
    真奈美を伴って朝から押しかけるも応答がない。
    勝手に二階に入り込む京介。

    あまりの部屋の汚さに真奈美が掃除。
    櫻井は、取引を持ちかけてきた。
    ショップ限定パンツを一人で買ってこい…と。
    そのミッションがクリアできたら学校に行くと。
    ミッションをクリア。
    証拠写真として、写メ。
    売り場のお姉さんと、京介のパンツをかぶった姿。
    約束通りに不登校明けし、クラスに復帰。
    林間学校に参加させ。
    京介は素敵な景色を櫻井に見せるために岩の上へ。
    バランスを崩して岩から落下。骨折する櫻井。
    挙句、林間学校が中止。
    京介の祖母は急変し亡くなり…
    櫻井に謝りに行くという京介の提案は却下され。
    クラス中から非難を浴びる中。
    真奈美が『裏さいとでそういう空気になったから?』と問い詰めて、裏サイト永久閉鎖…
    真奈美曰く『櫻井さんが来なかった方が良かったと言ってるんだ』と論破。
    京介自身が『平凡』だと教えてくれた真奈美。
    櫻井の親御さんが転校をさせた。

    桐乃が真奈美に『兄貴を返せ』と怒鳴り込み。
    真奈美は『凄いお兄ちゃんはいない』と告げる。
    京介は櫻井に会いに行く。
    そこで告白されるが『好きなやつがいる』と断る。
    桐乃と真奈美の一歩前進。

    真奈美メインで。
    加奈子に家事を教える真奈美はウイッグを付けたりして。
    卒業までに京介と桐乃を普通の兄妹にするという目標。

    あとがき挟んでプロローグ。
    黒猫メインで、沙織も参加。
    いつものメイド喫茶に桐乃に呼び出される二人。
    中学を卒業したら海外に行く事を報告。
    モデルをやりつつ、向こうの学校に通う予定で。
    約束をさせられる桐乃。
     いつでも連絡をとれるようにする事。
     海外まで会いに行くので時間を取る事。
     もう一度考えて欲しいと。
    ただ、桐乃はちょくちょく帰って来ると宣言。
    その次の日、綾瀬メイン。
    あやせ宅に桐乃を呼び、黒猫があやせの腹を踏んでいる…
    カオスな状況を桐乃に見られ。
    そこで二人は桐乃に『京介に告白する』と宣言。
    桐乃は受けて立つ。

    そして最終章へー。


    怒涛の展開にアニメじゃおっつかないわな。
    コレ、本編読まないと理解できないよ。
    ややこしくなりすぎてる感はぬぐえないが。
    ようやく終息するそうです。

  • アニメ2期のラスト近くのエピソードだけど、ほぼ全体がアニメには未収録の巻になります。

    未収録であることでわかるとおり、この巻のエピソードって、わざわざ新キャラを出して、1巻使って語るほどのものだったのかどうかがまず疑問です。
    根本には、作者があとがきに書いている『仲の悪い兄妹が、なんとよりにもよってエロゲーを通じて絆を取り戻していく』話だとみんな思っていたのに、二人は絆を取り戻すのを通り越して男女の関係に邁進しつつあり、その超展開の辻褄を合わせようとして、でもやっぱり超展開すぎると思うのです。

    そもそも、いったん失われていたのは兄妹の絆であったはずではないのでしょうか…。そもそも、兄妹が男女の仲になることを期待していた読者がどれだけいるのでしょうか…。

    いや、別に創作物の中ですから兄妹だろうといくらでも男女の仲になって頂いて構わないのですが、でも、そう言うカテゴリの作品ではなかったはずではないですか?

  • 桐乃と京介が仲が悪くなった原因が語られる。
    中学生時代の京介が熱い性格で最初の印象と大きくずれていることに驚いた。変わってしまった理由もある程度予想はできていたが、麻奈実が絡んでいるということで改めて納得した。この話はいろいろなところで麻奈実が黒幕として出てきたので最終巻ではどのように活躍するのか。早く続きを読みたくなる内容だった。

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著者プロフィール

電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』著者。

「2022年 『エロマンガ先生(13) エロマンガフェスティバル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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