立花宗茂 (学研M文庫 し 11-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059011637

感想・レビュー・書評

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  • 4059011630 380p 2004・8・20 初版

  • 決してドラマチックではないけど、武将本人の生き様のように虚飾のない実直で爽やかな物語が素晴らしかった。

  •  実父に高橋紹運、養父に立花道雪を持ち、豊臣秀吉をして「その忠義、鎮西一。その剛勇、また鎮西一」と言わしめた名将、立花宗茂の物語です。
     宗茂は二人の父と同じく「義」の武将ですが、この小説でも彼の人徳が随所ににじみ出ています。やっていることは天才的なのですが、それでいてユーモアがあり、親しみやすさを感じます。読み終わった後は清々しい気分になりました。

    読了日 2010年6月

  • とても面白かった。宗茂の性格が筋が通る感じでよかったです。お父さんの話がつらい。

  • 【P】

  • 実父・高橋紹運、養父・立花道雪という九州の猛将・立花宗茂の生涯を描いた本。義を貫いた最後の戦国武将を涼やかに描いており、妻・?千代との関係なども珍しい設定で新鮮でした。とても魅力的な宗茂像が読めるので、お勧めです。

    2009.2.25読了

  • 隆景さんとの信頼関係がすてき/喧嘩友達忠興/細かく書かれた大津攻め…サバサバしてるのに愛嬌があって素敵な宗茂さんです。朝鮮の役も詳しく書かれてて嬉しい。

  • 単純に面白かった。
    ここまでに人間臭い宗茂は見た事はない。
    特に愛しているが側にいると傷つき愛すが故に離れる事選んだギン千代との愛憎は涙を誘い、ギン千代の死後『化けて出て来い』と願う宗茂に惚れました…
    家臣や細川との友情や朝鮮戦線などの場面は必見

  • この作品のギン千代はすごくいじらしいです。
    ツンデレの走りかも知れぬ。

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著者プロフィール

東京生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。卒論は『山本周五郎』。埼玉県内の公立高校の国語科教諭として勤務、のち非常勤講師として同じく埼玉県内の高校に勤務する。中学生より能楽(金春流)に親しみ、高校時代は弓道(日置流)、大学時代は狂言(和泉流)に打ち込む。2003年、『嶋左近戦記 信貴山妖変』で学習研究社の「ムー伝奇ノベル大賞」優秀賞を受賞。同時受賞者に誉田哲也がいた。以後、新しい研究を取り入れた歴史考証を基本とする史伝を中心に執筆、上梓する。作品に『立花宗茂』『上杉謙信』『真田信之』(いずれも学研M文庫)『仙石秀久』(PHP文庫)『光秀叛逆の血脈』(コスミック時代文庫)などがある。2012年より、より創作色の濃い作品にも活動の幅を広げ、江戸時代を背景とした「剣客定廻り」シリーズ(コスミック時代文庫)、『見習い同心捕物帳 深紅の影』『食いしんぼう同心 謎を食らわば皿まで』(角川文庫)を発表している。

「2022年 『二刀の竜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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