Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 1281
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061389120

感想・レビュー・書評

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  • 遂にZeroも最終巻。
    たった6冊の文庫で、此の圧倒的な物語の密度。
    本当に読んでいて楽しかったです。

    綺麗に対峙するアイリスフィールが恰好良かったです!
    聖杯の器として、彼の為に死ぬ宿命を受け入れながら、
    切嗣の悲哀をきちんと理解しているのですね。
    此処までお互いを理解し、全幅の信頼を置ける夫婦関係って、
    これは物語だから現実には存在しないだろうけれど、とても美しく思います。
    愛というものが、皆このようなカタチだったら、世界は美しいのでしょうね。
    征服王VS英雄王が一番印象深いです。
    どちらの王も恰好良かった!
    ウェイバーとイスカンダルの絆も、それを察して彼を見逃すギルガメッシュも粋でした!
    ランスロットとアルトリアのやり取りも素晴らしかったです。
    ここで王飲み会(笑)の救うばかりで導かなかった…という言葉が重みを増しますね。
    王問答やランスロットとの戦いを経た5次戦争のセイバーが、
    未だに理想にとらわれていた事を思うと、何だか哀れになってきます。
    まぁさらに上をいって哀れなのが、その後の雁夜おじさんと葵さんですが。
    ハッピーエンドをあまり好まない私には、とても面白かったです。
    結末を知っていて尚、此処まで楽しめるというのは、比稀かと。
    「Fate」は他にも「EXTRA」だったり世界を広げているので、
    もっと他の物語にも触れてみたいです。

  • キャラがカッコよすぎる。

  • とうとう終わってしまった・・・
    5~6巻はほぼ一気読みでした。
    いやぁ、面白かった。

    stay night も小説版出してくれないですかねぇ。

    それにしてもライダーは最後の最後までカッコ良かった。

  • 物語としては是。再読だったが、物語は全く色褪せていなかった。しかし、奈須きのこの解説を読み、やや冷めてしまった。
    単行本はSNプレイ済であることが前提としてあり、文庫本は一般市民が手に取る可能性がある、という点が一番の要因なのだろう。第五次から入った者にしてみれば、士郎の義父である切嗣がどういった者であったのか、第四次はこんな戦いであったのか、という見方になると思う。第五次から、特にアニメから入った者にしてみれば「士郎?誰それ?」ってなもんだろう。それどころか第五次が続編だと思っているかもしれない。違う、違うんだよぉ!切嗣、士郎、英霊○○○と、正義の味方の物語だと思うの。それにしても本当に、解説が残念だった。さっさと新作出せよゴルァ待ってるんだぞという気持ちです。一巻のあとがきは、現状に合わせたものに変わっていた。Zeroから入る人が多くなることを覚悟していたのにな。

  • だらだらと読み進めて漸く読了。誰に感情移入するかで感想がガラリとかわってきますね。制服王の最期には泣きました。

  • 遂に最終巻。いかにアニメ版が原作に忠実だったかわかった。アニメにハマってより細かい事を知りたいっていう人には是非読んで貰いたいシリーズ。

  • 虚淵玄のFate/Zeroの最終巻。セイバーとバーサーカーの因縁、アーチャーとライダーの決着、そして切嗣と綺礼の決着と第四次聖杯戦争の終わりの夜がやってきました。切嗣が理想としてしていた願望が、最悪の結末になってしまいましたが、あくまでこれは始まりの物語であって、これが終わりではないのです。ここから衛宮士郎の、遠坂凛の、間桐桜の、イリヤスフィールの物語が始まります。本当の結末は、"Fate/stay night"の先にあります。-僕はね、正義の味方になりたいんだ-この言葉に全てが詰まってたような気がする。

  • アニメではわからなかった。こまかい心理描写や背景がわかるのがマル。アニメも全般的にがんばってたけど、この巻の描写は気合がはいってた。ランスロットとアーサー、きりつぐときれいの戦いが印象的。さくらとかりやって最後あんなんやったっけ?

  • 読み終わってしまった・・・続きが気になるのに読み終えるのが惜しくなってしまう本に久々に出会った。

    最終巻は胸が熱くなるシーンが多かったけど、やっぱり一番はイスカンダルとウェイバーかな。出陣前の令呪使用、イスカンダル対ギルガメッシュの頂上決戦、イスカンダルが散った後のウェイバーとギルガメッシュの会話。とにかく泣かされた!序盤ではライダー組といったら殺伐とした聖杯戦争の中で唯一息抜きのできる陣営だったのに、ここまでウェイバーが成長するなんて!

    キリツグ対綺礼の戦闘シーンもアニメで観たときにあまりの迫力、かっこよさに胸が熱くなったけれど、小説も映像に負けず劣らずの迫力。文章でこんなにかっこよくスピード感のある戦闘シーンが書けるなんて、虚淵さんすごいです。

    Fateシリーズは初心者で、聖杯やアンリマユについてはアニメだけではわからない部分も多かったから、小説を読んで理解できた。ギルガメッシュが最終話で全裸だった理由もこれで納得した(笑)

  • フェイトゼロ読了。泣いた。ライダーとウェイバーにぼろぼろ泣かされた。どんな手ひどいエンドが来るか覚悟してたら、ライダー組は理想的なくらい美しいラストでした。もおおおお!マスターの成長といい、ステイナイトなしに読むと主役陣営はここですね。でも戦闘は4の共闘が一番おもしろかったな

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著者プロフィール

Nitroplus所属のシナリオライター。小説家。主な代表作は『Phantom PHANTOM OF INFERNO』『Fate/Zero』『白貌の伝道師』。

「2015年 『RPF レッドドラゴン 6 第六夜(下) 果ての果て』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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