戦うハプスブルク家 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061492820

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    中世的秩序をゆるがし、新たな国家間システムを生み出す契機となった、ハプスブルク家(旧教)・新教諸勢力間の悲惨な長期抗争の推移をたどる。

    [ 目次 ]
    第1章 ハプスブルク家の野望―「第五君主国創設」と普遍帝国理念
    第2章 三十年戦争始まる―ボヘミア反乱
    第3章 フェルディナント二世の絶対主義政策
    第4章 皇帝の切り札のヴァレンシュタイン
    第5章 北方の獅子グスタフ・アドルフ
    第6章 ヴァレンシュタイン暗殺と戦争の行方
    第7章 リシュリューの帝国政策―フランス参戦
    第8章 ウェストファリア条約

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    [ 参考となる書評 ]

  • グスタフ・アドルフとヴァレンシュタインがどんな人間だったかはなんとなくつかめた

  • 読んだはずなのにー、グスタフ・アドルフしか頭にのこらんかった。

  • 難しかった…orz

  • ウェストファリアに至るまで。

  • グスタフ・アドルフとウクセンシェルナ。

  • 万人向けではないです。
    けど1600年ころのドイツのぐちゃぐちゃ具合を理解するにはとても良い本です。

  • 薄いのに読みにくかった…。
    30年戦争の流れがわかります。
    ヴェストファーレン条約から近代が始まるので、近代論を学びたい方は必読かな。

    複雑だが、わかりやすくまとめてあると思う。

    個人的にはこの戦争で一番興味深い人物はリシュリューかも。

  • まさにタイトルそのもの。

    三十年戦争を境に欧州の戦争、外交はよりドラスティックになっていく。


    戦争・外交を「今」の感覚で捉えていける領域になったことにこの戦いの意義がある。

  • 30年戦争の資料としては今まで読んだ中では一番だと思います。自分で調べなきゃいけないこと(単語の意味だとか人物の名前だとか)がちょっと多いけれども、それさえ乗り越えてしまえば大丈夫な気もする。

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著者プロフィール

1948年生まれ。早稲田大学大学院博士課程に学ぶ。明治大学名誉教授。専攻はドイツ・オーストリア文化史。著書に『ハプスブルク家の人々』(新人物往来社)、『ハプスブルク家の光芒』(作品社)、『神聖ローマ帝国』(講談社現代新書)、『ハプスブルク帝国の情報メディア革命─近代郵便制度の誕生』(集英社新書)、『超説ハプスブルク家 貴賤百態大公戯』(H&I)、『ウィーン包囲 オスマン・トルコと神聖ローマ帝国の激闘』(河出書房新社)、訳書に『ドイツ傭兵の文化史』(新評論)などがある。

「2022年 『ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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