蒼い千鳥 花霞に泳ぐ 薬屋探偵妖綺談 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.44
  • (62)
  • (56)
  • (273)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 686
感想 : 48
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822436

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 薬屋シリーズ8。

  • 座木学ラン ノベルス

  • 高校生・・・!

  • 薬屋探偵シリーズ8。
    なんといってもリドルの存在が愉快でした。あと、パン屋の先生(笑。
    喧嘩の極意を知ったのもこれだったっけ(笑。

  • 座木さんの学ラン姿は犯罪だとおもう。

  • 座木の学ラン

  • 地元図書館(05/06/19)

  • *登場人物*<br>
    <table>
    <table border="0">
    <tr><td><font size="-1">火冬</font></td><td><font size="-1">妖怪。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">座木(ザギ)</font></td><td><font size="-1">イギリス出身の妖怪。妖精の一種。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">リドル</font></td><td><font size="-1">火冬の友人。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">言波</font></td><td><font size="-1">座木の同級生。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">嶋村</font></td><td><font size="-1">座木の同級生。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">加須</font></td><td><font size="-1">座木の同級生。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">大野</font></td><td><font size="-1">座木の同級生。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">橘</font></td><td><font size="-1">カウンセラー</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">桐子</font></td><td><font size="-1">高校三年生。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">伊都</font></td><td><font size="-1">桐子の同級生。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">久美子</font></td><td><font size="-1">桐子の同級生。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">小田</font></td><td><font size="-1">ドラックストア店員。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">一衛</font></td><td><font size="-1">ケーキ屋。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">奈緒</font></td><td><font size="-1">一衛の相方。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">剴</font></td><td><font size="-1">花屋。</font></td></tr>
    <tr><td><font size="-1">小町</font></td><td><font size="-1">日本出身の妖怪。</font></td></tr>
    </table>
    <br><br>
    <p>《story》<br>
    「灰色の木を金色に戻す薬を下さい」<br>
    ―人知外れた妖の、悪業に見舞われし迷い子が、救いを求めて囁く呪文。<br>
    1994年、秋がまだ火冬と名乗っていた頃、座木は高校に入学し言波という少年と出会い、<br>
    火冬は一人の女子高生から呪文を告げられる。<br>
    二人の裏に潜むのは、呵責の想いと空転する涙。<br>
    桜花乱れ散る第8弾。
    </p><br><br>
    怜の好きな言葉・シーン<bR><br>
    火=火冬 座=座木 り=リドル 言=言波 桐=桐子<br><br>
    <p>
     火  「ねえ」<br>
     桐  「はいっ」<br>
     火  「そんなに気合い入れなくても良いけどさ。話したい事があるなら話せば?<br>
         負け犬の遠吠えだってヒヨコの囀りだって、我慢して溜め込むと精神衛生上良くない。<br>
         パンクラス博士曰く『言葉は思うところを表現する為に与えられた』ってね」<br>
     り  「火冬。話して負い目を背負い込む人間もいるのよ」<br>
     火  「んー、それはそうだ。『言葉は思うところを偽る為に与えられた』とも言う。<br>
         これはタレイランの捩り」<br>
     り  「指向性がずれてはいない?」<br>
     火  「要するに、百薬の長は百毒の長ってことでしょ」<br>
     り  「どうも、貴方と話してると論点を見失いそうになって厭だわ」<br>
     火  「君はどっちのタイプ?」<br>
     桐  「よく、分かりません」<br>
     火  「親は知ってたよね。問題の共有者だ。友達には話してない」<br>
     桐  「はい。まだ、そんなに仲良くないんです」<br>
     火  「まだって事は、話したいとは思ってるんだ? いっそ他人の方が話し易いよ。後腐れなくてさ」<br>
     桐  「私、我儘なんです。昨日の事で怒られると思って怖かったのに、怒られなかったら今度は淋しくなったんです」<br>
     火  「へ? 女の人の主成分が秘密っていうのは、満更気障な嘘でもないんだね」<br>
     桐  「嘲笑わないんですか?」<br>
     火  「嘲笑? 何を?」<br>
     桐  「私を、馬鹿な事を考える奴だって」<br>
     火  「よく解ってない事を笑えないよ。理解した上で可笑しかったら、遠慮なく大笑いさせて貰うけど。<br>
         それはアレかな。どんなに自分が嫌ってる相手でも、向こうから自分を否定されると腹が立つ心理と同じ?」<br>
     桐  「そうかもしれないです」<br>
     火  「皆に好かれようなんて土台無理な桃源郷なんだから、そう一々目くじら立ててたら疲れるんじゃない?」</p>
    <br><br>
    <p>
     座  「コトハ、違う」<br>
     言  「何が」<br>
     座  「考えて。コトハは空回りした事が口惜しいの? 血が繋がっていなかった事が悲しいの?<br>
         守る理由が失くなった事に戸惑っているのではありませんか?」<br>
     言  「はっ。何言ってんだ」<br>
     座  「人の事は良く見えるものだから」<br>
     言  「良く? 取り替えられるものなら取り替えてやるよ」<br>
     座  「いえ、『良い』のは見えた内容ではなく見える程度の話で」<br>
     言  「分かってるよ」<br>
     座  「コトハ。表向きと結果を取り繕っても、気持ちがなければ何もしないのと変わらない。<br>
        でも気持ちがあれば、形なんてどうでも良いんだよ。<br>
         <ruby>事実<rt>かこ</ruby>を言い訳にするのは生き方の一つだけど、<ruby>行動<rt>みらい</ruby>を制限するのはただの馬鹿だ」<br>
     言  「・・・・・・何が言いたいんだ、お前」<br>
     座  「やりたいならやれって事。守りたいと思う気持ちに、家族だからなんて理由は要らないだろ」</p>
    <div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-img" style="float:left; margin-right:15px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061822438/crazymoon0b-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4061822438.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a><br></div><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061822438/crazymoon0b-22" target="_blank">蒼い千鳥 花霞に泳ぐ―薬屋探偵妖綺談</a></div><div class="booklog-pub">高里 椎奈 / 講談社(2002/04)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:42,213位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/5.gif"><br><div class="booklog-review" style="margin-top:6px; padding-left:3px;"><img src="http://booklog.jp/img/5.gif" align="absmiddle">人間の世界に深く妖怪が関わっていると感じた作品<br><img src="http://booklog.jp/img/4.gif" align="absmiddle">座木がいいです。<br></div></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061822438/crazymoon0b-22" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/crazymoon/asin/4061822438" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div>

  • 座木が学生をやっている姿がなんだか新鮮でした。(2002.6.21)

全48件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高里椎奈の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×