朽ちる散る落ちる (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822528

感想・レビュー・書評

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  • Vシリーズ。今までの作品の一部は伏線だったのか?それともアイデアに困って引っ張り出してきたのか(笑)直接的には「六人の超音波科学者」の続編となる。もう、推理じゃなく物語を楽しむという感じだなぁ。さて、この謎にどう落とし前を着けるかと・・やり過ぎでしょう、森さんらいしけど(^^;
    このシリーズでは上位ランクじゃないかなぁ~

  • れんちゃんとD51の話。

  • 今作も楽しく読ませていただいたので満足です。
    「あれ?」と思わせる記述があちこちそちこちにあり、「四季」を読んでいなかったらば自分は何を感じて何を考えたのかなぁと思いました。
    次回でVシリーズ終了、どんな終わり方をするのか楽しみです。
    今作は何と言うか、予想外なものが絡んできたのには少々驚きました。
    まぁ、でも、その予想外なものの出現も森氏の考えなどからすると突飛ではないのだろうなぁと思いました。
    今作では場面転換での会話の切り上げ方が毎回ちょっとしたオチがあるようで(今までもそうだったのかもしれませんがより一層目立った感じがしました)、その切り上げ方が洒落てるなぁと思いました。
    数々の愉快な会話の中でも森川と練無の会話が一番愉快でした。花瓶(笑)。
    保呂草が最後のあたりでくすっと笑うシーンが印象に残りました。

  • 超音波の研究所の続き。

    地下にまつわるお話。
    宇宙船事故と関係あり。

    練無にそっくりな纐纈苑子が出てくる。

    トリックは重力。

    鍵はD51ナメクジという機関車

  • 2009 4/7

  • 閉ざされていた土井研究所の地下には、さらなる謎が待っていた。
    練名が人物藤井苑子と本当に良く似ている。その人違いが、重要な鍵になっていた。
    朽ち果てた遺体。密室の謎。
    奇想天外なミステリがここに!

  • 六人の超音波科学の続編。

  • Vシリーズ第9弾。
    これまで登場してきた人々の抱える事情も徐々に明らかになったりして、このシリーズもいよいよ大詰めだということを感じる展開だった。
    『六人の超音波科学者』の続編であり、『気さくなお人形、19歳』(『地球儀のスライス』内の短編)が下敷きにある。つくづく森作品は、色々なシリーズがが入り組んでいるな〜と思う。先の土井研究所の事件ではエレベーターのこととか含みを残したまま終わっていたのが、今回はすっきりする。紅子が挑む“密室トリック”も壮大なスケールで面白かった。でもあらゆる意味であの地下室には入りたくないなあ〜。
    今回はへっ君が、両親に対して抱いている気持ちが垣間見られてちょっと切なかった。彼が図書館で借りたかった(持ち出し禁止の)本って何の本だったのかな?

  • 伏線回収ありがとう。

  • 森博嗣「Vシリーズ」第9弾。短編集と繋がる。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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