- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061826120
感想・レビュー・書評
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考察のみ。
まず、GシリーズのGは本当にギリシャ文字のGなのだろうか?まぁ僕は違うと思ってる。とすると誰か。①儀堂摂子説。確かに本シリーズではまだ出てきてないね。②四季冬で出てきたG・Gとかそこらへん。どちらも想像の域を出ないな。
ちなみに、Gはアルファベットで7番目の文字。孤独な数字、というやつ。こじつけっぽいが。
次に、赤柳探偵の気になる正体。候補としては森川素直説、林説、紫子説がある。
林説の根拠。「私立探偵になったら」とかつて保呂草が言っていた、警察関係にコネがある、明るいのはキャラ。しかし、紅子が気付かないはずはない…ってのがネック。アクセントもダメ。
森川素直説の根拠。保呂草と知り合い、船でご一緒した、明るいのはキャラ。紅子が気付かなくてもギリギリおかしくないか…?って感じ。同じくアクセントでダメ。
紫子説の根拠。赤柳ういろうの元ネタは青柳ういろう。赤+青=紫。正直これだけで紫子説だと思ってる。髭は付け髭(睦子「年季は入っているが私の目は誤魔化せない」)、探偵への憧れあり。船でも一緒、アクセント、警察へのコネ。東京で会いたい知り合いもいる=探偵の真澄では?と、ここまではかなりオッケー。でも、女だって気付くよなぁ。さすがに。紅子も気付くだろ。
しかし!やはり僕は香具山紫子説を押すね。紫子説の問題点は3つ、「男には見えない」と「紅子が気付く」と「そんなキャラだったっけ」。「男には見えない」は変装する必要がある時以外は付け髭を取る、でクリア(しかし睦子と会う時も外せば良かったのでは?ともなる)、髭以外に男だという描写は多分ない。「紅子が気付く」は「紅子は気付いていたけど気を利かせて気付かないふりをした」で解決してしまう。「そんなキャラだったっけ」は標準語のことを言ったんじゃないかな。しかし、それでもアクセントでわかってしまった的な。
はたして、その正体は。 -
読後はとても寂しくなった。成長や環境の変化、別れなどを感じるからかな。本当にサスペンスやミステリーとして読んでないなぁ。この続きは止まってるのかな?早く読みたいなぁ。
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■神戸で劇物の入った目薬が発見された。目薬の名には「α」の文字が。その頃、那古野では加部谷恵美が変死体を発見する。死体が握り締めていたのは、やはり目薬「α」!探偵・赤柳初朗は調査を始めるが、事件の背後には、またも謎の組織の影が…?「φ」から続く一連の事件との繋がりは!?進化するGシリーズ、第7弾。
■■Xシリーズに行ったと思ったら一つ戻ってGシリーズ。Gシリーズ終わってたかったんですね。今回は事件の結末が曖昧。まあ、この曖昧さはある意味森博嗣テイスト。そして浮き彫りになった恋愛模様。そんなふうに矢印が向くとは思ってなかったんで、驚いた。 それにしても今回は萌絵ちゃんの登場シーンはなくて、久しぶりに犀川先生が出てた。それだけでも十分嬉しい。
事件事態は少し消化不良。でも最終的にこれも大きな物語の一つを構成するパズルのワンピースなんだなと匂わせる部分が多々。今後どうなってゆくんだろう・・・。 -
どのシリーズも終盤になってきて、みんなが大人になっていく。
森作品はやっぱり四季なんだと感じさせられる作品。
このシリーズ自体が四季なんだけど。
四季と同じく、じっくりゆっくりと体にナイフをいれてゆく森作品。
振り返る時がいつか来るのだろうか?
全体の形が見える日はいつになるのだろうか。
その日が待ち遠しい。 -
これで最終巻かと思ったらちがうんですね!よかった。
内容については目薬うんぬんよりも加部谷と海月の方が気になりました。
海月がいつもの3倍くらいしゃべってる…!
あとなんか意味深長な一言いってましたけど海月もなにか秘密がありそうですね。
近藤さんがS&Mシリーズに比べて成長したなあ。しっかりしてきたし部下もできてよかったね近藤さん