- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061842410
感想・レビュー・書評
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中学校のあるクラスで流行ったチョコレートゲーム。
どんどんエスカレートしてとうとう殺人事件がおこってしまった。
チョコレートゲームとは?
何だか現実にあってもおかしくないような話で怖かった(。>A<。)
登場人物たちのイライラが伝わってきました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よく考えられてます
対応としてはどうなの・・・と思うけど -
息子の死の真相を明らかにすべく奔走する父親…と、話自体はとても重く正直後味もあまり良い作品ではありませんが、単純に面白い!と思えた作品でした。
時代背景は古いけれど、だからこそ可能であり面白いミステリーでした。ほんと、チョコレートゲームっていうからどんなかわいい遊びなのかと思いきや…
"ジャック"の正体が明らかになったときはなるほど!と思わざるをえませんでした。伏線もちゃんと貼られていて、あとで読み返すとなんで気付かなかったんだろ、と思ったり。 -
読みやすい文章。
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再読。
息子の通う名門中学校の同級生が殺害され、息子の様子もおかしい。ライターである父親が調査していくと「チョコレートゲーム」という名前に出会う。
今回は「チョコレートゲーム」の意味を知って読んだので驚きはなかったが、犯人などミステリーとしては素晴らしい。 -
岡嶋二人の代表作の一つ『チョコレートゲーム』
中学三年生のまわりで流行りだした謎のゲーム『チョコレートゲーム』
息子の同級生が死に、そして、息子も失ってしまう。
死んだ息子が殺人犯ということになったのだが、違和感を感じた父は、孤独の捜査を始める。
昭和61年(1986年)に発表された作品のため、背景の古さを感じるが、中学校を取り巻く問題については時代を先取りしていた様子。
子どもであり大人でもある中学生の恐ろしさを感じる。
息子の死が関っている以上、ハッピーエンドにはなり得ない展開なのだけども、その中で事件の真相究明が唯一の光になっている。
トリックものとしても、子を想う父の物語としても、楽しめる作品だった。
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【内容(「MARC」データベースより)】
学校という名の荒野をゆく、怖るべき中学生群像。名門秋川学園大付属中学3年A組の生徒が次々に惨殺された。連続殺人の原因として、百万単位の金がからんだチョコレートゲームが浮かび上がる。息子を失った一人の父親の孤独な闘いをたどる、愛と死のショッキング・サスペンス。日本推理作家協会賞受賞作。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 昭和18年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 昭和25年生まれ)の共作筆名。ともに東京都出身。昭和57年、『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞。昭和61年『チョコレートゲーム』で第39回日本推理作家協会賞を受賞。平成元年、『99%の誘拐』で第10回吉川英治文学新人賞を受賞。現在はコンビを解消し、それぞれ井上夢人、田奈純一の筆名で創作活動をしている。
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ミステリー小説。せつない。
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読みやすい。けれどキャラクターが出っ張っててちょっとしつこい。表紙ェ・・・。