チョコレートゲーム (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061842410

感想・レビュー・書評

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  • 中学校のあるクラスで流行ったチョコレートゲーム。
    どんどんエスカレートしてとうとう殺人事件がおこってしまった。
    チョコレートゲームとは?

    何だか現実にあってもおかしくないような話で怖かった(。>A<。)
    登場人物たちのイライラが伝わってきました。

  • よく考えられてます
    対応としてはどうなの・・・と思うけど

  • 息子の死の真相を明らかにすべく奔走する父親…と、話自体はとても重く正直後味もあまり良い作品ではありませんが、単純に面白い!と思えた作品でした。

    時代背景は古いけれど、だからこそ可能であり面白いミステリーでした。ほんと、チョコレートゲームっていうからどんなかわいい遊びなのかと思いきや…

    "ジャック"の正体が明らかになったときはなるほど!と思わざるをえませんでした。伏線もちゃんと貼られていて、あとで読み返すとなんで気付かなかったんだろ、と思ったり。

  • 読みやすい文章。

  • 再読。
    息子の通う名門中学校の同級生が殺害され、息子の様子もおかしい。ライターである父親が調査していくと「チョコレートゲーム」という名前に出会う。
    今回は「チョコレートゲーム」の意味を知って読んだので驚きはなかったが、犯人などミステリーとしては素晴らしい。

  • 岡嶋二人の代表作の一つ『チョコレートゲーム』

    中学三年生のまわりで流行りだした謎のゲーム『チョコレートゲーム』
    息子の同級生が死に、そして、息子も失ってしまう。
    死んだ息子が殺人犯ということになったのだが、違和感を感じた父は、孤独の捜査を始める。

    昭和61年(1986年)に発表された作品のため、背景の古さを感じるが、中学校を取り巻く問題については時代を先取りしていた様子。
    子どもであり大人でもある中学生の恐ろしさを感じる。

    息子の死が関っている以上、ハッピーエンドにはなり得ない展開なのだけども、その中で事件の真相究明が唯一の光になっている。
    トリックものとしても、子を想う父の物語としても、楽しめる作品だった。

    ----------------
    【内容(「MARC」データベースより)】
    学校という名の荒野をゆく、怖るべき中学生群像。名門秋川学園大付属中学3年A組の生徒が次々に惨殺された。連続殺人の原因として、百万単位の金がからんだチョコレートゲームが浮かび上がる。息子を失った一人の父親の孤独な闘いをたどる、愛と死のショッキング・サスペンス。日本推理作家協会賞受賞作。
    ———————
    【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
    徳山諄一(とくやま・じゅんいち 昭和18年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 昭和25年生まれ)の共作筆名。ともに東京都出身。昭和57年、『焦茶色のパステル』で第28回江戸川乱歩賞を受賞。昭和61年『チョコレートゲーム』で第39回日本推理作家協会賞を受賞。平成元年、『99%の誘拐』で第10回吉川英治文学新人賞を受賞。現在はコンビを解消し、それぞれ井上夢人、田奈純一の筆名で創作活動をしている。
    ----------------

  •  この文庫が出た頃に本屋で長いこと平積みになっていて、一度も読んだことないのに覚えていた。この本が平積みになっていた本屋も、もう行くことがなくなってしまったが覚えている。
     という事で妙に記憶に残った本だったので、ブックオフで100円だったので購入。カバーに女学生の姿があるのでもっと青春ものかと思っていたが、結構陰惨な話だった。今思うとこのカバーイラストはネタバレもいいところでちょっと反則では。
     自分のレビューを一度書いた後で他の人のレビューをちょっと読んできたが、結構表紙に言及してる人が多かったwやっぱり皆そう思うよね。でも記憶にあったのは女学生だけ。

  • 展開は面白いんだけど、ちょっと暗い。
    フィクションとはいえ、中学生コワい!!!

  • ミステリー小説。せつない。

  • 読みやすい。けれどキャラクターが出っ張っててちょっとしつこい。表紙ェ・・・。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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