ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)

  • 講談社
3.78
  • (76)
  • (84)
  • (124)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 675
感想 : 95
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061882218

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • そうだな、なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、難しいものなんだよ。ぼくは見るだけにしているんだ。そして、立ち去るときにはそれを頭の中にしまっておくのさ。ぼくはそれで鞄を持ち歩くよりずっと楽しいね。

    スナフキンの言葉が沁みる。

    子どもと一緒に寝る前に読みたい本。

    ガーネットって何?
    うーん、赤い宝石かな。今度図書館で図鑑で調べてみよっか。
    そんな会話をしてるところを想像してわくわくした。

  • 2014.7/8 ムーミン作品としては一番古いものから始めようと思い、こちらを手に取った。彗星衝突という事態を目前に控えた不穏なムーミン谷、それぞれが支離滅裂な思惑で動いているなか、揺るぎないのは皆のムーミンママへの信頼。子どもを持ついち母親としてあるべき姿を見た。

  • こんな話だったな、と懐かしい。
    2015/12/10

  • Kometen Kommer 1964
    Tove Jansson

    ムーミン谷の彗星で知られるシリーズ2作め。
    トーベ氏の「作者から日本の読者のみなさんへ」と高橋静男氏の解説「好きになること」付き。

  • ムーミンは小さい頃アニメで見た。印象深い。

    ムーミンを語るには原作を読んでみるべきだろう。だから読む。何か発見があるかもしれない。

  • こんな話だっけ?彗星が地球にくるから地球が滅びてしまうなんて、そんなおどろおどろしい話だったけ?と
    思ってしまった。
    あとがきを読んだら、日本では、第二巻のたのしいムーミン一家というものから人気が出たとあるので、その作品のイメージが強いのかもしれない。

  • いきなり地球滅亡の危機から始まる、ムーミンシリーズ。
    キャラクターが誰も彼も身勝手で、それがとても人間味があり、何の説明もなく不思議な生き物達がわらわら出て来ても、地に足が着いている感がある。
    挿絵はどれも丁寧で、愛着を覚えた。

  • 世界が終わる日に、私はどうやって過ごしたいんだろう。そばにいたいと思える人がいるだろうか。

    手に入れることがとてもできない尊いものは、それがあるってことを頭の中に入れておけばいいんだ。
    谷底にあるガーネットは、それを見ることができただけでいい。

  • 関東地方に大雪の予報がでたので、おうちの暖かい布団の中で読む本として「ムーミン」を準備。
    この彗星がシリーズでは一番最初に書かれたものなんだそうです。たしかにこの巻で、ムーミントロールは、スナフキンやスノークのお嬢さんに出会うのです。
    彗星がムーミン谷に落ちてくるという大事件に向かって物語は展開していきます。

    冒険、彗星が迫るドキドキ…なかなか楽しい読書になりました。

  • スナフキンがスニフのかかとをけとばす場面が好き。

全95件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

トーベ・ヤンソンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヘルマン ヘッセ
嶽本野ばら
フランツ・カフカ
オトフリート=プ...
コルネーリア フ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×