ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061882218

感想・レビュー・書評

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  • ムーミン谷では「彗星が落ちてくる」と大騒ぎ。ムーミントロールとスニフは、彗星を調べるために、遠い天文台へと向かいましたが…。ムーミントロールとスナフキンが初めて出会ったときのおはなし。ムーミン谷の仲間たちが次々と登場します。彗星の接近とともに緊張感が高まり、ラストまで目がはなせません。

  • おもしろい
    スニフがおもしろい

  • 学校の課題でムーミン谷公園の撮影をして、ムーミンに興味を持ったので読んでみることに。
    スニフやなやつだなーと思いつつも、あれ?ムーミンもなかなかにやなやつ、というか登場人物全員が一癖も二癖もある人(?)たちばかりで、逆に人間らしさを子供向けにデフォルメされてるようで読んでて小気味よかった。
    まだ好きなミィが出てきてないので、読みすすめなくては。

  • 借本。ムーミンの読み直し。昔の翻訳なので、言葉がちょいちょい古臭かったりする。ゲロとか、どす黒いとか、死んだぶたの…とか、の表現もきっと今だとNGだろうなぁ、みんな自由でわがままで面白かった。

  • 地球に彗星がぶつかる!
    その真相を確かめるため、天文台へ冒険の旅に出るムーミン。旅では、スナフキンやスノークのお嬢さん(アニメではノンノンとかフローレンとか名前が付けられているが…)などおなじみの仲間たちに出会う。
    そしてムーミン谷へ戻り、みんなで洞窟に避難するのだが、私はこの引っ越しの場面と、彗星が去った後、海を見ながらムーミンにつぶやくスナフキンの言葉が大好き。
    日本にはないと思われる北欧の景色や地形を想像しながら読むのも、とても楽しかった。

  • ムーミンって馴染みはすごくあるけれど、文章で読むのは初めてでした。なんというか、皆個性が強くて思い思いに喋って動いているな、という印象。そのせいか、皆が滑稽に見えてしまう時がある。スナフキンでさえも、本当はその言葉に重みを感じるような深いことを言ってるのだろうけど、周りがガヤガヤしているせいでスナフキンもガヤガヤに見えてしまうという現象に。むしろそれが面白いんだけど。どうにもこうにも、斜めの読み方をしてしまう。

  • ムーミンは、かつて私が幼かった時のアニメしか知らなかった。でも、原作読んだらちょっと意外・・・キャラが個性的ですな。スナフキンは変わらないね(笑)ジャコウネズミやフローレンのお兄さん、けっこうウザキャラでビックリしちゃったよ。好きです。

  • どれもかわいくてシュールだけどやっぱりアンゴスツーラと喧嘩するシーンが一番ぐっときた。
    ムーミン「おまえは死んだぶたのひるねのゆめみたいなやつだな。」
         「しらみのさなぎめ」
    に対してスニフ「すごいなあ!あんなにたくさん、悪口を言えるなんて」
    加勢しようとしてムーミンのおなかに石をぶつけるスノークのおじょうさん
    「あらっ、たいへん。わたし、あのひとをころしてしまったわ。」

    何かにつけ「げろがでちゃう」連呼していたスニフ、売店のレモン水を早く飲めと言われついに「ぼく、げろをはいちゃったよ」。ム「こいつはいつもこんなふうなんだ」

    大人も子供も登場人物みんな性格が自分勝手で素直。ちょう愛くるしい。
    スニフの子ネコ愛にきゅん

  • ムーミン・シリーズの記念すべき第一作。
    いやはや、アニメのあの、のほほんとした雰囲気を想像していましたが、最初のムーミンは立派な冒険譚だったんですね。
    ムーミン谷に迫りくる赤い彗星と、哲学者の不吉な予言。その真実を探るために、ムーミンとスニフはおさびし山の天文台に上っていくのです。
    最初は「あれ、他のキャラクターはいないの?」と思ったのですが、なんのなんの、ちゃんとスナフキンもスノークも、そのお兄さんもヘムレンさんもニョロニョロも出てきます。
    初期のムーミンは、キャラクターたちのイメージが、僕らになじんだものとはちょっと違うんですね。
    ストーリーもキャラクターもわりと「正統派」な感じです。
    ムーミンママだけは、最初から相変わらずの、実に愛らしいお母さんっぷりを披露してくれます。

  • 子どもの頃、パペットアニメーションのムーミンが大好きだったのを思い出して、原作を読んでみることにしました。

    第一に絵が本当にかわいい!
    挿絵があんまりにもかわいいんでスキャンして取っておきたいぐらいでした。

    ムーミンはイメージよりもちょっと嫌な奴で、スニフは卑屈で、「なんだそりゃw」っていうような展開もありますが、子どもらしくていいなと思いました。

    普段あまり翻訳されたものを読まないからかもしれませんが、なんとなく読みづらい気がしました。これもうちょっとうまく訳せないのかなーと思うところも。原文見てないし、見てもわからないので偉そうなこと言えませんけど。

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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