つきのふね

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062092098

感想・レビュー・書評

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  • すこしドロドロとした青春小説。

  •  主人公の年齢が自分より下なせいかそこまで感情移入はされなかったのだけど、こういう気持ちになったことはある、と過去の自分を思い出す部分がかなりありました。大人でもない子供でもない、未来に不安を抱えてるそんな時期は私に限らず誰にでもあるものでしょう。

      大変な時代だから、生き抜いてく為に支え、というか心の拠りどころみたいなものが必要なんだと思う。ツユキが言っていた「人より壊れやすい心に生まれついた人間は、それでも生きていくだけの強さも同時に生まれ持ってるんだよ。」という言葉が私の中ですごく強く残っています。

  • カラフルが面白かったので森絵都さんの他の作品探して読みました。援交、ドラック、友達関係が壊れる女同士のリアルな学校生活が書かれてて当時の私には衝撃的でした。年を重ねるごとにそういったことも身近になってきてこの小説のリアルさも分かってきました。つきのふねの意味が最後にわかってなんか風情感じました。
    ちなみにこれも中学校に返し忘れてますw

  • 心が痛いなあ。張り裂けそうだなあ

  • 中学生の頃に唯一読んだ小説

  • 児童文学書だそうですが、読書メモすることは結構ありました。

  • とても、とても、大好きな本です。
    この本で初めて、森絵都さんを知りました。
    最初の1行でノックアウト。
    最後のページを泣きながら読んだことが何度もあります。

    みんなの気持ちがひりひりと痛い。そこが大人になった私からはキラキラしていて、胸がしめつけられる。

  • 評価は様々なようだが、個人的にかなり好きな作品。登場人物達が各々自分を模索していく様がとても好き。恋愛に関して、切なくなるのが堪らない!

  • 中学生時代の苦悩の物語なんて、この歳で今さら読めないと思うじゃん。純粋にのめり込んで読みました。

    唯一、複雑な気分になったのは、中学のときに読めばおそらくただの変人にしか見えなかったであろう二十四歳の智さんの気持ちが、痛いくらいすんなり分かってしまったこと。これが年齢を重ねるということでしょうか。

    久々の森絵都さんワールド。悔しいけれどやはり好きだ。

  • 最後がとてもよかった。

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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