流星ワゴン

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062111102

感想・レビュー・書評

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  • これえぐいけど面白い

  • 素敵なお話だった
    生きていれば理不尽なこともあるけれど、それは気づかず自分が創っているところもある
    そして、それらを間違えて創ってしまったとしても、人生はいつからでもやり直せる
    そんな筆者のメッセージが込められている気がしました

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/360400

  • もう生きてるの嫌だな、と思った時に目の前に現れるワインカラーのオデッセイ。
    私が思い出せる記憶の中で、そんな思いを抱えていたのは小学校五年生の時。今思えば驚くほどくだらない、どうにでもなるようなこと。自分の練習不足から、習い事に行くのが苦痛で苦痛で仕方がなかった。親に内緒でズル休みしたり、怪我すれば行かなくて済むんじゃないかと家の壁に頭をぶつけながら、もう生きてるの嫌だなと思った。その後も、やはり今思えば一時的に出口が見えなくて不安に押し潰されそうな時に、そう思ってきたような気がする。振り返ると、自分で稼ぎ、自分の意見が言えるようになってからは、そんなことを微塵も思わなくなっていた。
    ワインカラーのオデッセイに乗ると、自分の人生の大切な時に連れて行かれる。人生をやり直すことが出来るなら、あの場面だという大切な場面に。私には、そんな場面が無い。なんだかんだと守られながら今まで幸せに生きてきたんだな。周りから見れば、あそこでやり直したほうがいいよと言われてしまうかもしれないが、私の中では皆無。逆に死ぬこと以外はかすり傷だと思ってきた。すべて自分で完結できる人生だったから。
    6年前に娘が産まれた。娘に何かあったら、、、想像すらしたくない。いや、想像できない。自分の命と引き換えにできる存在を初めて知ったのだから。
    娘もこれから学校生活に突入する。まさに出口の見えない不安な時も来るだろう。選択肢は沢山あるんだと、沢山の視点を持ち、波を乗り越えられる力をどう養っていくか日々の生活の中で一緒に考えていきたい。

  • テレビドラマは表現がソフト。活字の力は偉大なのだ。

  • うーん…

  • 資料番号:010323822
    請求記号:F/シゲマ

  • 再再読。
    10年ほど前に読んだときは、これほど素晴らしい本はない。
    と興奮し、涙した覚えがあるが、今回はそうでもなかった。

  • 【図書館本】ドラマをつまみ観(トータルで1.5時間くらい)して、面白そうだと思って手を出した。脳内ではドラマのキャストが動いて、読みやすかった。
    所々納得できない部分はあるけれど、楽しかったし、後半は切なかった。綺麗事のご都合主義だけじゃない、後悔にまみれた世界に好感を持てた。
    同じ年齢の父子設定で、東野圭吾の『トキオ』を思い出した。

  • 読む時によって感想が変わるんだろう。人生、やり直しなし、フェアなルール。その中で後悔しないように生きていく。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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