モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

  • 講談社
3.90
  • (336)
  • (490)
  • (303)
  • (57)
  • (14)
本棚登録 : 4782
感想 : 503
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062144490

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・自分を一言で表す文章は?
    ・寝る前に前日より進歩した点をふりかえる。明文化する
    ・サバティカルをとる
    ・自分自身の勤怠評価を行う

  • 内発的動機付けが重要

  • 内発的動機付け=エサを与えないほうが好結果が出ることがある。本能、飴と鞭と同じくらい、協力なモチベーションがある。

    ふさわしい環境が必要。

    マイクロソフトのMSNエンカルタと、ウィキペディア。
    どちらが成功したか。

    利益の最大化が目的ではない企業形態=L3C=ささやかな利益と有意義な社会的利益を提供すること。

    トムソーヤの冒険のフェンスを白く塗る作業。仕事を遊びに変えると、みんなが飛びつく。

    交換条件つきの報酬は、自律性を失わせてやる気をそぐ。報酬は逆効果。

    保育園のお迎えの遅刻に対する罰金は、かえって遅刻を増やした。

    アルゴリズム的な仕事には、報酬は効果がある。右脳的な仕事にはむしろマイナス。

    目標設定は視野を狭める。その結果効果がある場合がある反面、革新的な解決策は出ない。

    アメとムチの欠陥。
    内発的動機付けを失わせる、創造性をむしばむ。ごまかしや近道を助長する。依存性がある。

    内発的動機付けの3つの構成要素=自律性、マスタリー(熟達)、目的

    ルーチンワークで報酬を利用するときの注意=仕事の目的、根拠を明らかにする。退屈なものと認める。やり方はそれぞれに任せる。

    基本的な報酬ラインを満たすことが前提。金銭は影響を与えない。

    自律性=課題、時間、手法、チームについて自由があること。

    熟達=永遠に到達するべきポイントには到達できない。フローの状態を作り出すこと。そのための環境整備をする。熟達への道は退屈なもの。続けることが唯一の解決策。フローの状態は、人生の酸素となる。

    目的=目的の最大化のために活動する。目的は社会的利益など金銭ではない。
    代名詞テスト=彼ら、ではなく私たち、を使う企業のほうがモチベーション3.0のカルチャーがある。
    内発的抱負と外発的抱負では、前者のほうが満足度が高い。後者はむしろ不幸を助長する。

    昨日より今日は進歩しただろうか。

    1年間の長期休暇を仕事に組み入れる。
    意図的な訓練、改善に焦点をあわせる。

    自律性のチェック=課題に対して、時間に対して、チームに対して、仕事の手法に対して。
    目標設定を一緒に行う。考えて欲しい、検討して欲しい、という。
    目的は何かと問いかける。

  • 「ロウソク問題の解決時間」や「献血者数」など、報酬を与えることがモチベーションを却って引き下げてしまう場合があるようです。

    今の自分は、あまり報酬には固執していません。特別、生活に余裕があるわけではないですが、生きていくためだけなら十分な給与を頂いています。こうしてブログを書く環境が整っている時点で、ある程度生活に余裕があるのでしょう。仕事へのモチベーションは、自己の能力向上に尽きます。

    あと、「「交換条件つきの報酬」は、報酬が与えられない限り、子供は、配膳やゴミ出しなどを進んでやらなくてもよい、という明確なメッセージを送ることになる」という指摘は目から鱗でした。「家事手伝いなどは労働に相当するから、ある程度の金銭の授受があってもよい」と思ったのですが、自主性を損なう可能性があるのですね。自分に子供ができたときに勉強を勧めるときなどでは、気をつけたいと思います。

    でも、どうやったら子供に勉強の楽しさ、つまり、学ぶことの楽しさを伝えられるのでしょうか。難しいところです。

  • 読みやすかった。自分は2.0で教育された人間だったんだなあとしみじみ。人には3.0で接する人間になれるようになりたいです

  • 7/10 K.C.さんオススメ!

  • 前半は、現在までのモチベーション研究のまとめであり、後半はタイプIについてのツールや、著名な経営者の金言、本書の要点などが述べられている。
    モチベーションについて、断片的に学習したことや、経験的に頭の中で分かっているがうまく説明できないことが整理されていると感じた。

    ・モチベーション1.0は生理的欲求、2.0は外発的動機付け、モチベーション3.0は内発的動機付け。
    ・モチベーション2.0は条件によっては効果を発揮する。それは単調で退屈な仕事を長い時間続けることであり、退屈であることを説明した上で報酬を与えることである。モチベーション3.0は自己満足感が動機になるが、創造的な仕事には特に効果を発揮する。
    ・自己満足感や他者への貢献のために自発的に取り組んでいることに対して報酬を与えることは、その人の目的を阻害し、動機付けを見失わさせることになりうる。
    ・タイプXは主な動機付けは外的報酬、タイプI(あい)は主な動機付けは自己満足感。
    ・モチベーション3.0には、「自律性」「マスタリー」「目的」が必要である。
    ・「自律性」は課題、時間、手法、チームについてである。
    ・「マスタリー」には積極的な関与(エンゲージメント)がまず必要であり、フロー(自分の能力と整合している場合の最適経験)で始まる。
    ・「目的」は利益の結果であると考えられ、自己の利益以外を強調する言葉において、自分の思い通りに目的を追求できる指針において、目的という動機が姿を表している。

  • モチベーションを維持する3つの要素「自律性、熟達、目的」についての詳細が書かれている本。
    結構難しめである。
    http://nagoemon.blog56.fc2.com/blog-entry-589.html

  • リブセンスのおすすめ

  • 291

全503件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

Daniel H. Pink
1964年生まれ。米国ノースウエスタン大学卒業後、イェール大学ロースクールで法学博士号取得。米上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務める。フリーエージェント宣言後、経済変革やビジネス戦略についての講義を行うかたわら、「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」などに寄稿。著書に、『ハイ・コンセプト』(三笠書房)、『モチベーション3.0』『人を動かす、新たな3原則』(ともに講談社)など。

「2018年 『When 完璧なタイミングを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ダニエル・ピンクの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×