クエーサーと13番目の柱

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 344
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177696

感想・レビュー・書評

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  • うーん。イマイチ。
    こういうスカスカ感は嫌いなんだよなぁ。伏線が少なすぎてはっとした最後の展開ももうちょっとそこに至るまでの説得を密にしてほしかったな。

    出てくる登場人物も主人公とニナイはなんというか現代の先にある未知をまとっていて好きだけど。ほかがもう見るからにコマというか。もちろんそういう部分も作品を支える意図的な構図なのかもしれないけどね。

    ネットと現実がほぼ同時に進むような箇所は面白かった。

  • 第3回(2013年度)受賞作国内編 第10位

  • 「ピストルズ」以来の阿部和重の小説。
    テーマとしては、パパラッチグループ × 引き寄せの法則 × (伝統的・現代的)スーパースター って感じでしょうか。
    テーマとスピード感のある文体のおかげで、クライマックスに向けてどんどん物語が加速していき、一気に読み終えた。
    250ページしかないしね。

    小説の前に引用があったり、史実とリンクさせたり、ところどころで洋楽の歌詞が出てきたりで阿部和重だなぁと思う。
    ただ、スピード感のある文体で、「シンセミア」→「ピストルズ」や「グランド・フィナーレ」→「ミステリアス・セッティング」で見られた落ち着いた感じからまた元に戻ったような感じというか、また小説で実験しているんだろうかと。
    昔の阿部和重作品から、性とドラッグを抑えた感じ?

    しかし、阿部和重の描くイカれた男は秀逸だよ。
    「ニッポニアニッポン」の鴇谷もなかなかすごかったが、今作のニナイケントももうね。

  • ブランチで紹介されていたので、気になって読んでみました。
    よくテレビや本で取り上げられている「引き寄せの法則」がでてきました
    最後までどうなるか想像できず、ドキドキしながら楽しめました

  • 一気に読み終えたから面白くなかったという訳では無いけれど、最後の最後
    であらら?という感じ。
    パパラッチとかアイドルの追っかけとか、そんな事で生活している人に共感出来なかったし。
    そして私にはなんだかわかりにくい終わり方…
    消化不良です。

  • 002
    うん。なんだか、よくわからないまま終わってしまった。
    本の内容自体が難解な訳でもないのだけれども、何が書きたかったのかなあと。
    結局、引き寄せの法則が胡散くせえなぁという印象しか残らない本だった。
    話題になっていたので、手にとったものの残念賞。

  • 2013.1.23 図書館
    ちょっとこれはイマイチですね。
    ガキが走り回ってるだけというか。

  • タカツキリクオ、ニナイケント

  • 息をもつかせない疾走感、めくるめくスリリングな展開に動悸し汗を握った。アクションエンタメとして十分楽しめるが、そもそも何故にこんなことをやっているのかについては最後の最後まで得心が行かなかった。到底是認できない不可解がゴーストのようにつきまとい、エンジン全開のストーリーをしばしば失速させるブレーキとなった。

  • うますぎ面白すぎ。
    ラストシーンでまさかのアレでニヤニヤしてしまいました。

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著者プロフィール

1968年生まれ。1994年「アメリカの夜」で群像新人賞を受賞しデビュー。1997年の『インディビジュアル・プロジェクション』で注目を集める。2004年、大作『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞、第58回毎日出版文化賞、2005年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞受賞。『シンセミア』を始めとした「神町」を舞台とする諸作品には設定上の繋がりや仕掛けがあり、「神町サーガ」を形成する構想となっている。その他の著書に『ニッポニアニッポン』『プラスティック・ソウル』『ミステリアスセッティング』『ABC 阿部和重初期作品集』など。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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