本は死なない Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」

  • 講談社
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本棚登録 : 291
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062188616

感想・レビュー・書評

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  • まぁ良い。思い出したかのように唱えられるReading2.0というものはさておき、本の未来を語ってる部分が主かも。電子書籍、そしてそれが作るだろう、未来。

    タイトルが気になってずっと読みたかった本なのだが、やっと読めた。多分四年越し。

    これは2013年に執筆されてるので、5年経った2018年現在、いくつかの点で予想されてる未来とは違っている。が、それも含めて楽しめた。

  • 【由来】
    ・講談社のメルマガ

    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  •  Amazonの電子書籍端末「キンドル」の開発に、最初期から5年間かかわったという著者による電子書籍本。
     読む側は当然、「中の人」ならではの視点で鋭く本の未来を展望する内容を期待する。

     が、その意味ではかなり期待外れ。これまで何冊か「電子書籍本」を読んでいる人なら、「どっかで聞いたような話」がほとんどだろう。
     私が「へえ」と思ったのは、近い将来に電子書籍の中古販売が実現する、という話くらい。

     全体に構成がダラダラしている。秩序立った形で読書の未来を論じた本というより、電子書籍について筆の赴くままに綴ったエッセイという印象だ。

     自分が開発に携わったキンドルを、「21世紀を代表する発明品になる」と自画自賛するのはご愛嬌としても、どうでもいい著者の自分語りが随所に顔を出すのはウザい。

     それに、著者が描く「読書の未来」の何が素晴らしいのか、私にはいまいち理解できない。

     著者は近い将来生まれる「読書用フェイスブック」が、「Reading2.0」となるのだと主張する。
     「読書用フェイスブック」とは何かというと、1冊の電子書籍から「あらゆる本がリンクでつながり、世界中のすべての本が巨大な一冊を構成する一要素とな」り、「複雑に絡み合うハイパーリンクですべての本がつながる」ようなありようのことだという。

     わかったようなわからないような説明だ。
     たとえば電子書籍を読みながら、ワンクリックで関連情報が調べられたり、同じ本を読んでいるほかの人とつながれたりする仕組みができたとして、それの何が画期的なのか?
     我々はいまでも、読書の途中でパソコンやスマホに向かって同じようなことをしているではないか。

     それに、著者は後半の「読書時の集中力」の項で、その「読書用フェイスブック」のアイデアを自ら否定するようなことも書いている。
     iPadのような汎用端末で電子書籍を読むと、読書しながらついネットを見てしまったりして、読書に集中できないからよくない(趣意)と述べているのだ。
     ほかの本、ほかの人とつながりながら読書できることが「Reading2.0」ではなかったのかw?

     この一例が示すように、全体にとっちらかった内容の駄本。

  • キンドル開発者の語る本の将来形態。紙の本は衰退する。それは哀しいが仕方のないこと。電子書籍は発展していくだろう。しかし全てが電子化されると図書館よりグーグルやアマゾンのクラウドに全ての本が存在することになる。またこのようなIT企業は栄枯盛衰する。もしひとつの企業に電子書籍が統合されたら、その企業の倒産、データセンターの破壊、ウイルス、などなどで電子書籍が消えてしまう可能性もないとはいえない。これからの本はどのようになるのか。

  • 書店にて流し読み。
    中身について、読書を過去から未来へ、どう変化が起こるのかについて、著者だから見れる視点が垣間見れ、興味深かった。
    また余裕があるときに購入してじっくり読む。

  • 近年、電子書籍の市場進出は、目覚しいものになってきました。
    本書はアマゾンキンドルの開発者である著者の視点から、開発経緯や、電子書籍がもたらす読書文化の変化が語られます。身の回りの物がアナログからデジタルに変わる大きな節目の時代、私たちはそれにどう向き合っていくのか、考えさせられます。

  • いま私にとってkindleで読書をするよは当たり前になっている。世界中どこにいても自分の本棚を持っていける素晴らしさ。どこにいても手軽に本を取り出せて読書ができる。そのkindleを開発した様子がわかって興奮した。

  • 図書館で借りて通読。Kindleの開発に携わった者としての証言には興味を惹かれたが、彼の電子書籍のビジョンは常識的というかあまり斬新さを感じなかった。

  • 初代Kindleの開発者が語る、Kindle開発の舞台裏と読書の未来像。
    著者は現在の電子書籍が紙の本に及ばない点を認めつつも、デジタルの特性を活かした電子書籍が読書の未来の形となる事を確信している。新しい技術を拒む人々の話が興味深い。ソクラテスは口述を重視し筆記を拒み、16世紀の富裕層は印刷による本よりも写本の方が価値があると考えていた。印刷技術が登場してまだわずか500年、紙の本は電子書籍に置き換わるのだろうか。

  • Kindleの開発者が語る電子書籍とそれを取り巻く環境の話。とっても面白い。章の間の小話?もうならせる。

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著者プロフィール

Amazon社でKindle開発(第一、第二世代)の極秘プロジェクトに現場責任者の1人として携わる。プロダクト・マネージャー、エンジニアリング・マネージャー、プログラム・マネージャーなどを歴任した後、同社では初となるKindleのエバンジェリスト(伝道者)も務めている。
ニュージャージー出身。マサチューセッツ工科大学で理論数学とライティングを学んだ後、卒業後は小説執筆に打ち込む。2005年にアマゾンに入社、すぐにキンドル開発チームへ。アマゾンを退社後はグーグルのシニア・プロダクト・マネージャーに転身。2013年には新しいタイプの書籍検索サイト企業BookGenie451を設立、創業者兼CTOとして活動中。ITやEコマースの分野での職務経験は20年に及び、今日の電子書籍の発展に大きく貢献。
趣味はハンモックに揺られながらの読書。

「2014年 『本は死なない Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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